キミと空とネコと

キミと空とネコと59(☆R18)

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※注意※今回は暴力的性描写が含まれますので未成年様はご退場下さい。又、苦手な方もスルーして下さい。痛いです・・・













「カイっ!!」

コウキはオレを見ると力一杯オレを抱きしめる。

「…カイ!!カイ!!どんだけオレがオマエを探したかわかるか?勝手に消えやがって。」

「・・・。オレを捨てたのはコウキじゃないか・・・。」

力なく言うオレの様子にコウキはオレを見つめる。

「カイ。何があった?オレ、今日は仕事でここに泊まってるんだ。オレの部屋に来い。」言うなりオレの返事も聞かずグイグイと引っ張って行く。

コウキはいつもそうだ。オレの意見なんて聞かない。

「手が痛いよコウキ。」

その声さえも聞こえないと言うようにひっぱり部屋に入るなり強引に唇を重ねてくる。

「や・・やだ・・・やめて・・・こう・・・き・・・」

そんな言葉は聞こえないと言うように息さえも出来ない程に唇を重ね口の中へと舌を無理やりねじ込んでくる。

「・・・や・・・いや・・・やだぁ~~~!!!」

響夜が好きなのに響夜とは結ばれることはないと心の傷口が開いてる時に、コウキによってもたらされた息が出来ないほどの暴力的なキス。そのキスでオレの中でコウキは過去の存在だと気付く。「響夜じゃないと嫌だ」と心と頭がパニックになりオレの意識はそこで途切れた。


目を醒ますとスーツは脱がされ下着の上にバスローブを着せられていた。

何かされたわけではないけど、こんな格好でコウキの傍にいたくない。帰ろうと起き上がろうとしたとき、コウキがグラスに水を入れて持ってきた。

「カイ。飲めよ。酷い顔色だぞ。」

何事もなかったかのように振舞うコウキに不信感がつのる。

「カイ。何で消えた?」

「何でって聞くの?コウキが?コウキがオレを振ったんだろ。オレとずっと一緒いられるわけないって・・・。」

「オレが浮気してもカイはいつでも許してくれたじゃないか。オレ、あの女とは別れたんだ。カイがやっぱりいい。」

勝手な事を言うコウキ。オレはおもちゃじゃない。

「オレ、もうコウキとは付き合えない。コウキに振り回されるのはもう嫌なんだ。オレにも心はあるんだ。もうオレ達は終わったんだ。」

「終わってなんかないっ!!」

コウキはオレの左手を掴むとブレスを引きちぎる。

強い力で無理やりひきちぎられたブレスのゴムで手首が切れ血が流れる。

「カイ。オレと別れて死のうとしたんだろ。オレが最後の男だと思ったんだろ。この傷はカイがオレを愛した証なんだろっ!!」

「い・・・痛い。・・・離してコウキ・・・。」

滴り落ちるオレの血を舌で舐めると傷口にも唇を這わしてくる。猟奇的にさえ見えるコウキの瞳。

「いやだっ!!触らないで。オレはもうコウキなんか好きじゃない!!オレはコウキの都合のいい男じゃない!!」

何とかコウキから逃れようともがけばもがくほどバスローブは乱れ身体に巻きつく。

「カイはオレのもんだ。永遠に!!」

「ずっと一緒なんて考えた事もないって言ったのを忘れたのか?コウキがオレに言ったんだぞ。」

「もう離さない。カイがいなくなってわかった。オレはカイから離れない。離さない。」

そういうなりコウキはオレをベッドへ押し倒し、乱暴にバスローブを脱がそうとする。

「勝手なことを言うなっ。嫌だ。やめろ。こんなこと・・・。」

激しく抵抗するオレをねじ伏せようとするコウキ。

今までこんな乱暴にされたことはなかった。暴れまわるオレに何かを感じたのかコウキが聞いてくる。

「カイ。オマエ好きな奴でも出来たのか?」

抵抗をやめないオレに発せられたその一言は響夜の顔を思い浮かべさせ、一瞬力が抜ける。

「カイッ!!オマエはオレのもんだ。誰にも渡さない。離さない。」

コウキはバスローブの紐でオレの両手を縛りオレの上に跨ると嫌がるオレを殴る。

「カイはオレのもんだからオレの好きにしてもいいんだ。オレに逆らうな。」

唇が切れ血の味が口の中に広がる。

どうしたんだ?コウキ。オレの好きなコウキはこんな奴じゃなかった。

「こ・・・うき。なんで・・・。こんな・・・やだ。」

「うるさい。カイはよがってればいいんだ。」

再び殴られ唇の両端から血が滲む。コウキはその血を舐め取るように舌を這わせ、唇を重ねてくる。

コウキの力はすごくてオレは身体のどこも自由に動かせない。恐怖で動かせないのかもしれない。

オレが抵抗する気力を無くしたことを感じ取ったコウキは口の中に無理やり舌をねじ込み、オレを辱めるかのように口内を犯していく。

気持ち良いわけなどなく、涙が止まらず恐怖で身体が震える。コウキが怖い。

コウキはオレを感じさせようとオレの感じる部分を犯していく。

何年も付き合ってきたのだからコウキには全てを知られている。感じたくなくても、敏感な部分を攻め立てられると声が漏れる。

「・・・う・・・ぁ・・・」

「カイはオレの事さえ考えてればいいんだ。」

身体の性感帯をこれでもかというほど犯していくコウキ。

そう、愛されているのではない、犯されている感覚。

「い・・・嫌・・・だ・・・やめ・・・ろ。離せ・・・」

響夜、響夜と心は叫ぶ。響夜が好きなのに・・・。

こんなコウキは知らない。オレの愛したコウキなんかじゃない。

オレの身体中に赤い印をつけ、いたるところを噛む。身体中が鬱血や血によって赤く染まって行く。コウキにオレの声は届かない。

再び左手の血を舐めとり、傷口に噛み付くと痛みで声が出る。

「うっ。いたっ・・・」

口を開いた瞬間を狙っていたかのようにコウキのものを口の中に押し込まれる。オレの口の中が一杯になっているのを見たコウキはオレの髪の毛を掴み前後に揺らす。オレは喉の奥まで犯されえずく。

涙が溢れ落ちたのを見て口の中のコウキはよりいっそうの質量を増し尚も激しく腰を振ると

「うっ・・・。」とうめき声を上げオレの口の中に脈打ちながら白い液体を流し込む。

飲み込めず口から溢れだす白い液体を指に取るとコウキは何も言わずにオレの後の蕾へ塗りこむ。

「嫌だ。嫌だっ。止めて。嫌だぁ~~~~!!!」

身体をよじるオレを無理やり力ずくで四つんばいにさせるとガッシリと腰を片手で抱きしめ動けないようにされる。両手はバスローブの紐で縛られたまま頭上に上げられ、両足のふくらはぎはコウキの足で押さえ込まれ動けない。その姿に満足したのかコウキのものはいちだんと質量を増してオレの身体に押し付けてくる。今からこれでオマエを一杯にしてやると言うように・・・。


「お願いだから止めて・・・。」

コウキはオレの声には耳も貸さず、白い液体を蕾に塗り込み、無理やりに指を入れる。

もう半年以上もつかっていない蕾は硬く閉ざされ、異物を跳ね返す。

それでもコウキは押し込もうと指を動かす。

「痛い。・・・い・・・いた・・・い。」

コウキは何も言わずにその行為を繰り返す。

長い時間蹂躪され、否応もなくその異物感にも慣れた頃、コウキはいきなり指を3本に増やし早急に出し入れしだす。

「やめて~~~~~!!!」

そこは白い液体からピンク色に変わっていた。見えたわけじゃない。血の匂いがしたから・・・。

もう抵抗する力も声も出なかった。心だけが響夜を呼んでいた。

「響夜、響夜・・・」

コウキは無理やり自分を押し込むと激しく腰を振る。

コウキの激しい息遣いとオレの嗚咽が響く中でコウキはオレの最奥にドクドクと己の欲望を吐き出す。

もう響夜の傍にいられない事だけがわかった。

「響夜ごめ・・・ね・・・。」

身体の痛みと心の痛みでオレは記憶を手放した。




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ずいぶんな展開でゴメンなさい。でも必要なんです。コウキに何があったのか・・・。海人はどうなるのか・・・。必ずハピエンになりますので・・・。それだけはお約束します。


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