キミと空とネコと

キミと空とネコと105

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海人と響夜は白濁色のお湯の中に身体を沈ませていた。

さっきまでの熱い時間が嘘のように穏やかな、それでいてお互いに満ち足りた気持ちでいる。

交わす言葉は無くてもお互いに繋がれたことが大きく、幸せな気分でいっぱいだった。

「海人、身体辛く無いか?ごめんな。オレ海人が欲しかったのをずっと我慢してたから歯止めが効かなかったんだ。」

「オレは嬉しかったよ響夜。オレも響夜と一つになりたいと思ったから。でも・・・。」

「でも何だ?」

「オレの身体変じゃなかった?」

「どうして?変じゃない。キレイだった。」

「オレ・・・。正直SEXって好きじゃなかった。でも響夜として・・・。」

「どうだった?オレは海人の中は気持ち良かった。」

「バカ・・・。でもオレも響夜と繋がれて好きな人とするSEXって身体だけじゃなくて心まで抱かれるんだってわかって、すごく気持ち良かった。こんなの初めてなんだ。」

「そっか。嬉しいよ。じゃ、これからも遠慮なく海人を抱くぜ。」

「でも、でも何回もとか、毎日は無理だぞ。今だって響夜に支えてもらわないと立てないんだからなっ。」

海人は立つ事が出来ず、風呂場まで響夜に抱かれ、あとの処置も全て響夜がし、身体も全て響夜が洗って湯船でも後ろから抱きしめてもらっているのだ。海人は顔を赤らめ、少し拗ねたように口を尖らせて言う。

そんな海人さえ愛しくて、傍にいるのが自分なんだという事が響夜は嬉しくて仕方がない。

「やっと海人がオレの傍にいる。」

響夜は感慨深げに後から海人を抱きしめ頬に口付けする。

「響夜、引っ付きすぎだろ。」

「海人が離れないように引っ付いてんの。」

「もう響夜の傍から離れない。オレが離れられないんだ。でも怖い。」

「何が怖いんだ?」

「幸せすぎて。響夜がオレを受け入れてくれて。響夜がいなくなったらオレ・・・。」

「海人はオレが信じられない?」

「信じたい。でも・・・。」

「バーカ。オレは響夜だぞ。そこいらの奴と一緒にすんなよ。オレが海人から離れられると思うか?初めてこんなに愛した人なのに。オレを信じろって。オレの愛がまだ足りない?」

海人のまなじりから涙がポロッとこぼれる。

「あーあ。また泣く。ほんっとに海人は泣き虫だな。」

「だって響夜がオレを泣かすんだ。響夜が偽りのない言葉をくれるから。オレはなかなか言えないのに。」

「そんな海人もわかってる。素直じゃない海人のほんとの気持ちもオレにはわかる気がするんだ。だから素直じゃなくてもその分オレが素直に海人に言う。海人を不安にさせたりしない。」

「ありがとう響夜。」

振り向いて響夜と向かい合い頭をコテンと響夜の胸につける。

「響夜の心臓の音が聞こえる・・・。」

「海人。オマエは今まで身体を傷つけたり、心が傷ついたりしてきたけど、これからはその分幸せにオレがするって誓うよ。」

静かな時間が過ぎる。

「海人?」

安心したのか先ほどの営みで疲れたのか、海人は気持ち良さそうに響夜の胸の中で眠っている。その寝顔は幸せそうで響夜はますます海人を守りたいと思う。でも海人も男だ。あまり言うと嫌がるので響夜の気持ちの中だけに押しとどめる。ようやく恋人同士になれたのだと腕の中の海人の温もりを感じながら思う。

「愛してる。オレの海人。」

何度愛してると言っても、この気持ちは表現できないほどだと思う。響夜は自分がこんなに一人の人を愛せるとは思わなかった。海人は運命の人なんだと思う。

先の事はわからない。でも一日一日を大切に2人で紡いでいこうと思う。

「さて、オレのお姫様はおねむだし、ベッドまで運ばなきゃな。しかし海人は軽い。」

濡れたまま風呂から上がり響夜は器用にタオルを海人にかけると寝室に運ぶ。水気をタオルで拭って下着とパジャマを着せようと海人の裸体を見て、視線が止まる。

白い肌に響夜の付けたしるしが身体中に散りばめられている。身体からは甘やかな香りがするようだ。うすい体毛や茂みに隠れたペニスが色香をかもしだしている。

「いけねぇ。こんな姿を見てたらオレまた欲情しちまう。」

響夜は海人を起こさないように衣服を着せる。

自分も着替えると海人の横に身体を滑り込ませる。

「海人。ゆっくりおやすみ。」

眠っている海人の唇にちゅっと口付けをすると、海人がもっとと言うように唇を押し付け響夜に抱きつく。

「海人?起きてるのか?」

無意識にしたのか海人はスースーと静かな寝息を立てている。

「こりゃまいったな。海人には何から何まで煽られちまう。オレほんとに海人にベタぼれしてんな。」

武蔵が2人の間に入り込み響夜を牽制しているかのようで響夜は笑みをこぼす。

「そっか。武蔵も海人が好きなんだな。オマエがライバルか。手ごわそうだ。」

そして響夜も眠りに落ちる。

とにかく今やっと2人をさえぎるものはなくなった。

海人は明日に怯える事もないだろう。

美しい月灯りが3人の眠りを見守り静かな夜が明けていった。




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~ Comment ~

o(*>▽<*)o‥ラブラブな入浴シーン‥好きです~ 

Rinさま、こんばんは(^-^)

きゃ~~
実は私は‥入浴シーンが好きなのです(笑)
ヘンタイですみませんっ(>_<)

乳白色だったら湯布院のお湯もいいですよ、
勿論、薔薇もいいのですが、湯布院は青白いので神秘的です。
‥‥地元押し(笑)

もう何も辛いことはなく幸せなイチャイチャって
いいですね。
こっちまで幸せオーラに包まれて気持がホンワカしてきます。

海人くんはもう少しリハビリして‥
あ‥もうリハビリはいりませんね。
だって‥‥あんなことや、こんなこと‥v-344
しちゃいましたものね~

でも他の優しい仲間たちが喜ぶだろうなぁ‥
それを思い浮かべると‥頬が緩みます。

ではまた参ります(^v^)

Re: o(*>▽<*)o‥ラブラブな入浴シーン‥好きです~ 

ハル様おはようです♥♡♬☺(✿ฺ´∀`✿ฺ)

いつもコメありがとです。実は今日は徹夜です。ゲームにはまって寝ておりません。このまま仕事に行くというはめになりましたil||li (。≖ฺ‿ฺ≖ฺ) il||li

入浴シーンを喜んで頂けて何より(。-ܫ-。)ムフッ♥今回はエロにしませんでした。次回はエロく書きたいとは思っております。私も入浴シーンは好きです。ポチャンって言う音とか声が響くのとかエロイですよねぇ。私も変態さんなので大丈夫です。
湯布院ですか。温泉のもとはあまり買わないので今度買って見ます。ハル様の地元なら買わねばっ(ΦωΦ+)ホホゥ....なんか乳白色って好きなんですよね。
幸せオーラ出てましたか?良かった。ハル様の大事な海人はもっと幸せにしますからぁ(*^-゚)vィェィ♪
ハル様を泣かせた分、ほあほあした気持ちになって頂けるように残り頑張ります。
ありがとでした(✪ܫ✪)

素敵♪ 

はぁ~ん。
こんなシーン、大好き!!
書いてても、幸せ気分になれますよね?
私もこういうシーン書いて、読者様が喜んでもらえて、その気持ちがわかった。
人様の読むと、わかりますね~
有難う、Rinさん。

お…と・
お休み中に、ココまで来たよ!!(自慢気

しかし、カイくんが幸せになって良かった…泣
キョウヤ、しっかり守ってやってくれ!!(願

またバタつきますが、あともうちょい。
最後まで読んでまたコメさせてもらいますね!

Re: 素敵♪ 

Kiri様こんばんは☆

いいですよねー。この愛まったりなシーン。でも読み返して恥ずかしくなりました(笑)あますぎやろーーーって…。
でも読んで頂いて好きなシーンだと言われるとうん、嬉しいです☆ありがとうなんて言われるとてれちゃいますが

せっかくのお休み中なのに、読んで下さってありがとです。他の皆さんの所にも回らないといけなくて大変じゃないですか?せっかくの休みもブログ周り三昧でいそうだ。

でもちゃんと読んでお返事くださるKiri様の律儀さが嬉しいです☆

こちらこそほんとにありがとうございます。私も勇次と隼のS.Sお邪魔しにいきますね☆
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