貴方の腕の中で

貴方の腕の中で14

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「だからね、ボクはぁイヤなの。ボクのコト嫌いなのぉ。ちっとも男らしくないしぃ。女の子と間違えられるしぃ。女の子と間違えられてナンパされるしぃ。」


ボクは酔っ払っていた。


友哉サンの傍は安心できて居心地が良くてフアフアした気分で気持ち良かった。


だからこの時のボクがどんなだったかなんて、ちっとも覚えてなくて・・・。


友哉サンがどう思ってたかなんて知る由もなく・・・。

        ・

        ・

        ・


オレは蓮から目が離せなかった。



「エッ。蓮よくナンパされるのか?」


「よくかなぁ・・・?わかんないけど、電車乗るとよく痴漢に会うんだよぉ。失礼だよねぇ。女の子じゃないっつうのっ。」


「へっ。痴漢?触られるのか?」


「うん。お尻とかぁ。前触ると男だとわかるのにやめてくんなくて、逃げるの必死なんだよぉ。」


「げっ。蓮声あげればいいじゃんか」


「だって。ボク男だよ。男が男に痴漢されて声あげるなんて情ないじゃん・・・。」


オレはあっけにとられて何も言えなかった。


たしかに蓮は男から見てもキレイで、穢れも知らないだろう身体に触れて見たくもある。


蓮は自分が他人にどう写ってるのか、自分の魅力をわかってないんだろうな。


自分が嫌いだなんて容姿にコンプレックスを抱いてるし・・・。


酔ってくると、目元が潤んで長い睫毛が揺らめいて、ぽてっとした唇がちょっと開いてて艶が増すって感じ。


こんな蓮を見たら男だろうが女だろうが押さえ込みたくなるっつうのっ!!


職場の飲み会でつぶれて次から飲ましてもらえなくなったっていってたけど、そりゃそうだわ。


禁止にした同僚さんエライッ!!感謝!!


同僚さんが蓮をものにしようとしなかった奇跡にも感謝!!


て、オレ何考えてんだ?


蓮は男だぞ。でも・・・。


「ちょっとぉ。友哉聞いてるのぉ?」


『友哉』になってるし、蓮に名前呼ばれるとゾクゾクするねぇ。


「聞いてるよ。てかさ、蓮もう止めとけ。明日仕事じゃねぇの?」


「ううん。明日やすみぃ。えへっ。昨日倒れたコト言ったら休みになっちゃったぁ。らっきぃ~~!!だから、もっと飲むのぉ~~。友哉つきあえ~~~!!」


おいおい、絡み酒かよぉ。でも蓮かわいいなぁ


「わかった。付き合うけどさ、もうすぐ閉店だし、オレんち近くだからオレんちで飲みなおさねぇ?」



「友哉んち?いきたーーーーいっ。決定!!」


オレは勘定を先に済ませて蓮を立たせる。


「おいおい、大丈夫かよ。」


「へへっ。らいじょぶれす。友哉んち楽しみだにゃ」


ネコになっちまってるよ。


よこに崩れそうになる蓮を支えつつマンションへと歩く。


オレんちが近くてよかったよ。







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