貴方の腕の中で

貴方の腕の中で16

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暖かい日差しをあびて目が醒めた。


見慣れない部屋に頭に?マークが浮かぶ。


そしてボクは誰かの腕の中にいることに気がついた。


「!!!!」


エッ・・・。頭が回らない・・・。


そうだ、昨日、友哉サンと飲みに行って日本酒を飲んで気持ちよくなって、友哉サンの家で飲みなおそうって・・・。


じゃ、ここ友哉サンの家って、えええええええええええっ。なんで友哉サンとボクは同じベッドで寝てるの?


友哉サン下着だけ?


えっ。ボクは?


あわてて自分の姿をみると自分のじゃない大きなTシャツと下着・・・。


ゴソゴソとするボクに気がついたのか友哉サンが身じろぎする。


「蓮起きたのか?頭痛くねぇか?昨日はさんざん飲んだからなぁ。悪いと思ったけど、Gパンじゃ寝苦しいだろうし、シャツは皺になっちゃうから脱がした。」



「んーと。大丈夫みたいです。ありがとうございます。友哉サンご迷惑お掛けしてごめんなさい。」


「友哉って呼べよ。まっいっか。友哉サンでも。てか、お互い休みなんだからもう少し寝ようぜ。」


そう言うと友哉サンはボクを腕の中に抱く。


「友哉サン!!!」ボクは心臓が止まるかと思った。


「あー。ごめん。蓮あったかくてさー。気持ちいいんだもんな。つい・・・。」


「ついって・・・。そういうことは女のコにして下さい。男なんて抱きごこち悪いでしょ。」


「んーーー。そうだな。蓮は痩せすぎだな。確かに。でもあったかくて気持ちいいぞ。」


「嬉しくないよ・・・。」


ボクは友哉サンがボクの事を何とも思ってないのがわかってて、女のコのかわりにされてるのだと思うと胸が苦しくなった。


裕之兄ちゃんと彼女が二人寄りそって居た事を思い出す。


まだ、裕之兄ちゃんが隣にいたころ、どうしてもわからない英文があって裕之兄ちゃんに聞こうと部屋を訪れた時、ノックしても返事がないのでそっとドアを開けたらベッドで彼女と裕之兄ちゃんが抱きあって寝ていたんだ。二人とも幸せそうな寝顔で、キレイだった。


ボクではダメなんだ。


もうあんな思いはしたくない。それなら一人の方がいいって決めたじゃないか。


でも、好きになっちゃった。


もうあんな思いはしたくないのに・・・。


でも友哉サンには彼女はいないから、彼女が出来るまでは好きでいてもいいかな。


好きでいるくらいなら許してもらえますか?何も求めたりしないから。ただの友ダチでいいから。


小さな望みを胸に抱くことを許してほしい。そう思って友哉サンを見上げる。


「蓮?」


ボクは何も言わずに友哉サンの腕の中にポスンッと頭をのせ目をとじた。


「やっぱ蓮はあったけー。気持ちいい。」


ボクの気持ちを知らない友哉サンはボクを腕の中で抱き締める。


ボクは悲鳴をあげそうな心と嬉しくて震えるような心の狭間にいた。








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