たとえこの世の終りが来ようとも

たとえこの世の終りが来ようとも70(R18)

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※注意です。後半緩いですがR入りますのでご注意下さい。




無言で手を繋いだまま玄関をまたぐ。もちろん暁水や紫炎は仕事に行っていていない。久遠は2人の雰囲気に何か感じるものがあるのか出てこようとしなかった。外に遊ぶに行ってるのかもしれない。

手を離せずにいる2人だが聖蓮は喉がひどく渇いていた。緊張しているからかもしれない。

「凌駕、ボク喉が乾いたから何か飲みたい。」

「ああ、そうだな。ごめん。オレも何か緊張してるみたいだ。」

2人して顔を見合わせて笑いあう。それだけで2人の間にあった緊張がほどけて行くようだ。

「凌駕は何飲む?」

「水でいいや。」

「わかった。」

冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し渡す。2人とも一気に半分ほど飲んでしまい、それでも笑いがおきる。

「オレ達どんだけ緊張してるんだよ。」

「ほんとに…。」

見つめ合って会話をするうちにお互いの瞳に熱がこもってくるのをお互いに感じていた。その刹那、凌駕は聖蓮の細い腰を引き寄せ抱きしめる。

「聖蓮の全部をオレがもらってもいいか?」

聖蓮の耳元で囁かれた言葉に凌駕の魔法にかかったように小さく頷く。

「でも、先にお風呂に入りたい。汗かいたままだから…。」

「そうだな。聖蓮の初めてだもんな。一緒に入るか?」

「ヤダ。それは無理。1人で入らせて。だって恥ずかしい。」

ベッドにいけば裸になるのだからいいじゃないかと凌駕は思うが、聖蓮の気持ちを大切にしたくて別々に入る。

「聖蓮、先に入って来いよ。オレは後でいいから。」

「うん。」

聖蓮は風呂場でキレイに身体を洗う。しかし鏡に映った自分の身体の傷が酷く醜く思えて、凌駕にもそう思われるのではないかと悲しい気持ちになる。

「凌駕はこんな傷だらけのボクでも愛してくれるのかな?」

自然に独り言を呟いていた。傷は洗ったところで消える事は無い。悲しい気持ちのまま、不安を抱えてリビングの凌駕に声をかける。

「凌駕、お風呂あいたよ。」

「おう。じゃオレ入ってくるから。」

聖蓮の声が少し沈んでるような気がした。

「聖蓮どうかしたのか?やっぱり怖くなった?嫌ならやめるからちゃんと言ってくれ。オレは聖蓮を大事にしたいんだ。」

「ううん。違う。ボクも凌駕とひとつになりたい。ベッドに行ってるね。」

バスタオルで全身を隠したまま寝室に行った聖蓮。凌駕は気になりながらもさっさと身体を洗い、腰にタオルを巻きつけた姿で寝室に行く。

聖蓮は布団に潜り込んでいた。

「聖蓮?」

「凌駕…。」

聖蓮は涙ぐんでいて、声は震えていた。

「やっぱり今日はやめとくか?心の準備が出来てからでいいんだ。」

「違う。凌駕、ボクの身体は傷だらけで醜いから、凌駕に見せるのが怖い。嫌いになられたらボクどうしたらいいかわからない。」

聖蓮は布団の中でもしっかりとバスタオルを身体に巻き付けていた。

「聖蓮、オレは前に言わなかったか?聖蓮の裸、何回も見てる。この前は繋がりはしなかったけどお互いに裸で抱きあっただろう。聖蓮の身体はキレイだ。傷さえ聖蓮をキレイに見せてくれるとオレは思う。醜いなんて言うな。オレはそのままの聖蓮を愛してる。それに背中の傷はオレがつけたものなんだ。それを見るたびに聖蓮がオレを守ってくれた事を思い出す。オレは暴走しないでいられる。オレはそのまんまの聖蓮がいい。好きだ。」

「凌駕…。ほんとにこんなボクでも嫌いにならないでくれる?」

「当たり前だ。オレは一生聖蓮と一緒にいるって決めてるんだぞ。」

「凌駕…。ありがとう。ボクもずっと凌駕といたい。」

まだ濡れている聖蓮の髪の毛から雫がぽとりと頬に落ちる。凌駕はその雫を唇ですくい取る。

「聖蓮の涙は甘く感じるのはオレだけかな。聖蓮の何もかもが愛しくて、聖蓮に触れてくる誰にも嫉妬してしまう。オレってこんなじゃなかったはずなのにな。」

「ボクだってそうだよ。凌駕は女の子に人気があるから、いつかは女の子の方が良くなるんじゃないかって思っちゃう。」

「オレ達先の事ばかり心配してるな。今、一緒に居られる事が大切なのに。離れていた6年間を無駄にしないためにもな。だから今は今一瞬を大切に2人で過ごして行こう。一緒に過ごす中でケンカするのは当たり前の事だ。その時に話し合って解決していこう。」

「うん。そうだね。」

そしてお互いの身体を密着させてキスを交わす。凌駕の身体が聖蓮に覆いかぶさる。

聖蓮はいつもと違う凌駕に少し怖くなっていた。今までの優しい凌駕でなく、聖蓮を求めている男の凌駕。しかし怖いだけではない、心のどこかで求められる事を望んでいる自分がいることをハッキリと自覚していた。こうなる事を望んでいたのだ。

聖蓮はぎゅっと凌駕の身体に身を任せると聖蓮の足の間に凌駕は身体をを割り込ませる。お互いの性器が触れあい、お互いに形が変わってきているのがわかる。

聖蓮の凌駕をみる表情に凌駕は押さえが効かなくなっていた。それでも何とか理性を総動員して聖蓮に優しくしようと思う。やっと聖蓮と結ばれるのだ。もう言葉は必要なかった。優しい凌駕の愛撫に聖蓮は翻弄されていく。凌駕のする愛撫一つ一つが気持ちよくて、自分ではないような声が出てくる。恥かしく、腕を噛んでこらえようとするが、凌駕はその手を離し聖蓮にキスを落とす。

「聖蓮、オレはオマエの声が好きだ、だから声は我慢しないで。。思った通りに感じてくれればいい。」

「…んっ…でもそんなことしたら…ボクは狂っちゃいそうだ。凌駕がほしいって求めているんだ。ボクはいけない子なのかもしれない。…ん。…んっ。凌駕…。」

「出来るだけ痛くないようにするけど、我慢できるか?無理なら今日じゃなくてもいいんだ。」

「やめないで。ボクなら大丈夫。凌駕を感じていたい。」




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~ Comment ~

 

Rinさま、こんにちは(^-^)

色んな事が片付いて‥心も体も回復して
ふたりは‥‥‥きゃーーーーーv-10
ああああい‥愛を確かめ合うのですねっ(@∇@;)

傷が醜いなんて‥絶対そんなことないっ(>_<)
逆に凌駕を守った証ですもの。
キレイに決まってる。
本当によく頑張ってきましたよね聖蓮は。
そのご褒美‥?
最高に幸福な時間を過ごしてほしいです(^^♪

なにも考えないで凌駕に溺れてね、
声なんて嗄れてもいいから。

あああ‥今回だけでもドキドキi-237
本格的に突入したら‥
鼻血が出そうです‥バケツを用意しないと(笑)

続きを楽しみにしておりますm(__)m

Re: タイトルなし 

ハル様こんばんは☆
返コメおそくなってごめんなさいm(*・´ω`・*)m 

とうとう2人が結ばれる瞬間がやって参りました。離れていた事でお互いが必要なんだと愛を確かめ、心も身体も繋がります。やっぱり愛のあるエロじゃないと萌えズキュ━━(〃´Å`〃)━━>>ンッませんものね。聖蓮はもとより凌駕の事が好きで、でも諦めていて…。凌駕は凌駕で自分の気持ちに気がついていなくて…。

どうなることかとやきもきしましたが、無事に愛し合える2人になりました。暁水や紫炎、久遠や竜王にレン。みんなが2人の愛を見守ってくれていました。

ハル様にバケツがいるようなシーンは無理だとは思いますが何とか頑張って書きましたので読んでいただけたら嬉しいです。でもやっぱハル様のようなリアリティのある描写は出来ないのショボ─llll(。í _ ì。)llll─ン

もうすぐこのお話も終りです。ハル様、いつもありがとうございます☆又、お邪魔しに行きますね☆
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