「キミと空とネコと」
やさしいkissをして

やさしいKissをして4

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「中原 黎です。よろしくお願いします。」

「中原くんには当分の間は水曜日と土曜日の週2日入ってもらいますが、慣れたら入る日を増やしていってもらいます。こういうアルバイトは初めてだそうなので、みんなで協力していろいろと教えてあげてくださいね。黎くんは大学終りから最後まで入ってくれるそうです。」

その後のミーティングの内容は殆ど覚えてなかった。

「中原 黎」と目を合わさないようにずっと下を見ていた気がする。


「こらっ!!凪てめぇ何してやがんだ!!」

「えっ!!」

気がつくとオレはパスタにかけるソースを鍋の中で焦がしてしまっていた。

「すいません。作り直します。」

「もういい。それはオレがするから、凪はたまってる洗い物を片付けろ。」

「はい。すいません。」

今日はミスばかり連発していた。ミーティング後からかなりテンパッていたらしい。

「凪、大丈夫かお前。身体どっか調子悪いんじゃないのか?無理するなよ。」

「隆耶さんすいません。大丈夫です。集中して残りやります。」

「ならいいけど、お前ここでバイト始めた頃みたいな顔してるぞ。」

「…。大丈夫…大丈夫…。」

残りの時間は料理の事だけ考えた。他の事は一つも気にしないようにした。いつもの3倍は疲れた。

「ふぅっ。今日も無事に終えたな。凪、お疲れ。」

「お疲れ様です。今日は迷惑かけてすいませんでした。」

「だな、割った皿が5枚にカップが3個、グラスも3個ってお前初心者じゃん。」

「言われる通りです。今後気をつけます。」

「お前がおかしいのって新人紹介してからだよな。」

隆耶さんはするどい。人のそういうとこを見てないようで、ちゃんと見ている。

「昔の知り合いか?アキくんも気にしてたぞ。フロアから何度も厨房覗いて、オレに「凪くんがおかしい」って言ってきた。」

アキさんにもわかってるのか…。オレの足の事を知っている2人には話しておいた方がいいか。でも、それで店の雰囲気を悪くしたりするのもなぁ。黎も働きにくいだろうし…。週に2日我慢すればいいんだ。その日さえ黎と接触しないようにすればいい。てか、何で黎がここでバイトなんだよ。何でここにいるんだよ。

「えっと、なんか昔みたいに人見知り?みたいな…。苦手なタイプかも…。」

「そうなのか?当たりよさげだし、いい子みたいだけどな。」

「初めての人はどんな人でもオレはダメなの知ってるでしょ。隆耶さん。」

「まあ、確かにな。大学でも特別仲のいい友達はいないっていってたもんな。」

「はい。オレは基本1人がいいんで。このバイト仲間だけが特別なんですよ。」

「そうか。ここはいい店だからな。」

「お先です。お疲れしたっ!!」

志希が厨房に声をかける。フロアはとっくに片付けして終ってるらしい。

志希の後には黎がいて黎もこっちにを見ている。

「っ…。」

視線がぶつかりオレはあわてて視線をそらした。心臓がバクバクいってる。

「お疲れ様でした。これからも迷惑かけると思いますがよろしくお願いします。」

「ああ、厨房とフロアは連携が大切だからな。料理の事とかわからなかったら何でも聞いてこいよ。ていうか志希と新人君は飲みにでも行くのか?」

「そうッスよ。オレ達フロアだから早く仲良くなった方がいいし。こいつ、オレん家の近くに住んでるんッスよ。」

「こいつじゃなくて黎って呼んでくださいって何度も志希くんに言ってるんですけど聞いてくれないんです。」

「はははっ。志希そりゃお前が悪い。て、おれも新人君なんていってわるかったな黎。」

「いいんです。隆耶さんはすぐに改めてくれましたから…。」

そんな3人の会話に加わるでもなくあさっての方向を見ていたオレに黎が突然話しかけてきた。

「えっと凪さん?これからもよろしくお願いします。今日はお疲れ様でした。」

「…ああ。お疲れ…。」

「あっ、気にしないでな。凪は人見知りが激しいから慣れるまではこんなだ。」

「そうだよ。オレの時もオレに慣れてくれるまで時間かかったもんなぁ。」

「凪さん人見知りするんですか?」

「「もうひどいひどい。」」

隆耶さんと志希がかぶせて言う。

「凪は基本1人が好きだからな。大学でも特定の友達作らないくらいだ。」

「ちょっと、隆耶さんそんな事まで言わなくていいです。」

「すまん。疲れてるだろ。早く志希と黎は上がれ。オレ達は片付けてから帰るから。」

オレはその場から離れて片付けものをしだす。後で志希と黎の「お疲れ様」が聞こえたが返事は返さなかった。

全ての片付けを終り、オレも着替えて事務所にいたアキさんに声をかける。

「お疲れ様でした。今日はたくさん失敗してすいませんでした。」

「ああ、凪くんお疲れ。失敗は繰り返さないようにしてね。割ったものは給料から天引きしとくから。」

「はい…。」

「なんて嘘だよ。いつも頑張ってくれてるの知ってるのにそんな事しないよ。でも凪くんほんとに大丈夫なの?今日は精彩ないし、顔色も悪い。ミーティングの時からそう思ってたんだ。」

「すいません。心配掛けて。大丈夫です。寝不足なのかな?帰ってしっかり寝ます。お疲れ様でした。又、明日。」

「お疲れ。明日も頼むよ。」

アキさんに一礼して店を出て家に帰る。週に2日。黎が来る時は気をつけないといけない。そう思うと水曜日と土曜日のバイトが辛くなるが生活もかかってる。フロアと厨房なんだから大丈夫だと自分に暗示をかけた。

そんな風に考えてオレが家路についているころ店の事務所でアキくんと陵耶さんがオレについて話してることなんて思いもしてなかった。

*:..。♡*゚¨゚゚・*:..。♡*゚¨゚゚・*:..。♡*゚¨゚・*:..。♡*゚¨゚゚・*:..。♡*゚¨゚゚*:..。♡*゚¨゚゚・*:..。♡*゚¨゚゚・*:..。♡*゚
いつも読んで下さってありがとうございます。いつの間にか70,000HITを越えてまして…皆様のおかげです。(✿◕‿◕)ノアリヾ(◕‿◕✿)ガト(✿◕‿◕)σウ♪♡ です。70,000越えたらなんか短編をと思っていたのですが、その余裕がやはりなく…。書きたいカップルはいるのですが…。77,777HITを越えたらにしておきます(笑)
えっと、昨日やたら長文だった分、今日は短めです。今日も楽しんでもらえたらいいな。ありがとうございました。


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~ Comment ~

 

Rin様、こんにちは!

凪くんと黎くん‥
なにがあったんでしょうね?

凪くんの脚と関係あることなのかな?

先走ってはいけませんね。
そう言うのは大人しく出でくるまで
待って泣いていけませんよ。

スミマセン‥いつも迷惑なコメンタ―です
とにかく普通ではないですよね。
凪くんの動揺の仕方が‥ヤバいですから。

アキくんと陸耶さん‥なにを離したのでしょうか。
色々気になることばかりです~

続きも楽しみにしております。
ではまたm(__)m


Re: タイトルなし 

ハル様✮◕ω◕)ノ~♤:。*.нё└└о.*。:♤~ヽ(◕∀◕✮

ごめんなさいですっ!!返コメしようとしてハル様が下さったコメを消してしまいましたぁ~~~~゚。・゚(つω✚ฺ`)。゚・。シクシク
パソのメールで来てたのをコピペして貼り付けました。こんな† Rin †ですが見捨てないでね(*´・ω・。)σィヂィヂ消えてパニパニですた…。

凪と黎うーーんどうなんでしょうね。この先をお楽しみにして下さいませ。取り合えずキャラはそろったかなぁって感じです。あとは響夜とか海人とか雪夜とかユウとか聖夜とかって多いよね(゚m゚*)プッ出てくるかな>

凪と黎って漢字が何だか気に入ってます( ⓛฺ m ⓛฺ ) クスッ

今回は何だか迷わずに書けそうな気がしてますがどうなるかはわかりませんものねっ☆中篇ぐらいを目指しているのですが、いつもキャラに動かされるのでどうなるかは…。神のみぞ知るです(。・w・。 ) ププッ

ハル様コメありがとうございました☆
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