「キミと空とネコと」
やさしいkissをして

やさしいKissをして11

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飲み会は3人ともほど良くお酒がまわり、楽しいものとなっていた。

陵耶さんが殆どしゃべっている様なもので、イタリアでの修行時の話や、自分の家族の話、お店の話、料理の話しなどいろんな話題を話して、オレとアキさんはそれに質問したり、相槌を打ったりしていた。

陵耶さんの新しいパスタソースはどれもおいしくて、(特に伊勢海老の(笑))その中から新しく2つの味を定番メニューの取り込む事になった。

アキさんの卵焼き明石焼き風はだしまですごくおいしくて、卵焼きがだしの中に入ってる不思議な見た目だけど、大根おろしもほどよくからさがでてて殆どオレ1人で食べてしまった。

オレのプルコギ風ピザは2人にすごく気にいってもらえてあっという間に無くなり、アキさんの家のキッチンを借りてもう一枚焼くぐらいだった。

「しかし、ピザのこの薄い皮にプルコギが良く合うな、これ。」

「上に乗ってる糸唐辛子と、のりが案外アクセントになりますね。」

「でしょ。これ、皮の厚いピザだとダメなんです。薄いのがミソです。」

料理が無くなるにつれ、お酒も進むという事で、ビールからワイン、日本酒や、焼酎などそれぞれが好きなものを飲んでいた。

アキさんはワイン派。いろんなワインがワインセラーにあるそうで(ワインセラーがある事自体すげぇっお金持ちなんだなんて思う)白や赤などいろんなワインをオレも飲ませてもらった。

オレは日本酒が好きなので、すっかりちゃんぽんして楽しい会話に飲みすぎていた。気を許してる2人だったからかもしれないが、酔っているオレはいつの間にか饒舌になり、隆耶さんよりもおしゃべりになっていた。

時刻は22時を過ぎたころアキさんの携帯が鳴る。

「うん。わかった。2人ともいるよ。10分後くらい?うん。気を付けてね。」

「だれですか?」

「アキくんの声でわかるだろ。恋人さんからだ。」

「わあ、アキさんの恋人さんどうしてんですか?」

「もう10分くらいしたら帰ってくるって。」

「じゃ、オレ恋人さんに会えるんだ。」

「いいのか?アキくん。凪に恋人会わせても。」

「えっ、オレが会ったらマズイんですか?」

「いいんだ。どうせいつかは分かる事だし、凪くんなら大丈夫。あの人も凪くんに会いたがってたしね。」

「アキくんがいいならいいけど。」

「陵耶さんは会った事あるんですか?」

「ああ、何回もこの家に来てるしな。イヤミなくらいかっこいいぜ。」

「かっこいい?恋人さんが?」

かっこいい女の人?年上そうだし、お金持ちの?アキさんに似合うか?そんな女の人。

「ふふっ。会えばわかるよ。」

なんて話してると玄関のチャイムが鳴り、アキさんが出迎えに行った。

「オレなんかドキドキしてきた。何か少し酔ってるし失礼のないようにしないとな。初めての人だし…。」

「そんな緊張するなよ凪。初めてだから仕方ないかもしれないけどイイ奴だぜ。」

「いい奴…。」

女の人には似合わない形容詞だなと思っているとリビングのドアが開いてその人が入ってきた。

「こんばんは。楽しい飲み会にお邪魔してすまないな。陵耶くん久し振りだね。相変わらずいい料理作ってるってアキから聞いてるよ。それとはじめまして。凪くんだね。ウチのハーブティをすごくおいしいって言ってくれてありがとう。たくさんあるから今日は持って帰ってね。もちろんポットもあるからね。」

その人は身長は185センチはあろうかという長身だった。少し長めの髪の毛は冷たそうな瞳にかかりキレイってこういう事をいうんだなっていうお見本みたいな男の人だった。高そうなオートクチュールだろうスーツがイヤミなほど決まっている。

「え、アキさんの恋人って男の人?」

「そうだよ。ボクの恋人の『杉野 聖夜』さん。」

「どうも、凪くん。驚かせて悪かったかな。大丈夫?」

オレは驚きで目をまん丸に固まっていた。オレの中で男同士で付き合ってるなんて人いなくて初めて見る男同士のカップルに思考が付いていけなかったのだ。

「ああ、凪固まっちまった。だからアキくん言ったのに。前触れもなしにはきついんじゃない?」

「そうか。普通はそうなんだよね。でもボクはこれが普通だから凪くんの反応を考えなかったよ。ごめん。男同士で愛しあってて一緒に住んでるなんて気持ち悪い?」

「え?気持ち悪いとか思いませんよ。ただ、女の人だとばかり思ってたのでビックリしました。オレの周りにはいないんで…。でもアキさんと聖夜さんはお似合いだし、うん、いいと思います。」

「おっ、凪が受け入れた。」

「ありがとう凪くん。」

「ボクからもありがとう。アキのために一生懸命働いてくれて。ボク達を受け入れてくれて。」

「いいえ、いつもお世話になってるのはオレですから。」

「ボクも混ざっても凪くん大丈夫かな?人見知りするんだろ。負担にならないか?」

そうだ。聖夜さん初対面なのにちっとも嫌だとか感じない。アキさんの恋人だからかな?

「オレはちっとも構いませんよ。」

「いいの?凪くん。無理しないでね。」

「めずらしいな凪がそんなすぐに初めての相手を受け入れるなんて。」

「オレも不思議だけど平気みたい。アキさんの恋人だからかな?」

「ありがとう。凪くん。ボクも嬉しいよ。アキ、オレ着替えてくる。」

「ボク手伝うね。」

自然に聖夜さんのカバンを持っているアキさんが一緒に奥ヘと付いて行った。いつも当たり前の事なんだろう。聖夜さんも当たり前のようにアキさんを連れて出ていく。

「うわあ、すごく当たり前なんだ。アキさんの顔が違ってる。」

「当たり前だ。恋人の顔だろ。オレ達に見せる顔じゃない。てかさ、凪あの2人すごくラブラブだからあてられるなよ。オレはそれが嫌でここにはあんまり来ないんだよ。今日は帰っても1人なのに寂しくなるじゃんかよ。」

「そんなにラブラブなんですか?」

「ああ、ありゃ普通のカップル以上だね。もう何年も付き合ってるのに。」

なんて話していると部屋着に着替えた聖夜さんとアキさんが戻ってきた。聖夜さんはアキさんの腰なんか抱いて入ってくる。

「聖夜何飲む?」

「そうだな。アキは何飲んでるの?」

「赤ワインだよ。凪くんの作ってくれたプルコギ風ピザに合うんだ。」

「じゃあ、オレもアキと同じので。」

「わかった。」

聖夜さんはアキさんや、陵耶さんには『オレ』って言うんだ。オレには『ボク』って話してたのに…。

「どうしたんだい凪くん。顔に何かついてる?」

「あ、ごめんなさい。オレには『ボク』って言うのにアキさんには『オレ』なんだとか思っちゃって。」

「ごめんね。近しい人には自然とオレって言っちゃうんだよ。そっちが本物。『ボク』は初めての人とか、仕事関係かな。これからはオレの家だし、オレっていうよ。」

「はい。その方がオレも嬉しいです。受け入れられたみたいで。」

「凪くんは嬉しい事を言ってくれるね。ありがとう。これからもよろしくね。」

「はい。よろしくおねがいします。」

「さあ、聖夜さんも来た事だし、もう一回乾杯だな。」

「そうだね。」

4人でめいめいのグラスを合わせて乾杯する。

「「「「「Cincin!!!!」」」」


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いつも読んで下さってありがとうございます。
申し訳ありません。0時更新に間に合いませんでした。おまけに凪の過去話にも入れず…。昨日予告したのに…。聖夜の登場だけになってしまいました。凪の過去話は明日になります。ごめんなさいです。
『夕陽と紺碧の刹那~ユウと雪夜の場合~』はいつも通り13時更新です。

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~ Comment ~

 

Rinさま、こんにちは!

凪くん‥全然同性愛のこと知らないんだ。
まるっきりストレートの彼が
どういう心境で、誰と‥?
妄想しておりますが‥お口チャック!です(笑)

アキさんと聖夜さん関係も(@_@;)
多分、そんな事だろうと思ってました。
きっと相手は女のひとだと思ってるかな‥って。
やっぱり~~(≧∇≦)

純粋無垢な凪くんなのでしょうね。
誰かを真剣に愛したことのない‥
真剣に想うようになったら‥脚のことへの想いも
変化していくのでしょうか。

次回過去のことを話すのかな?
どんな心境だったんだろう‥って
気になります。

ではでは、ユウくんのお話しに行かせていただきます~

Re: タイトルなし 

ハル様こんばんは☆

ふふっ。全く男同士の愛を知らない凪。初めてのキャラですね。サッカー部って男の巣窟であったのにねー。でも凪の周りには女の子に持てたい男の子達ばかりで女の子との恋愛しか考えた事なかったんですね。ていうか、凪は純粋にサッカー小僧でしたから。まあ、思春期だから女の子にも興味はありましたよ。

妄想膨らんでるハル様可愛いっス゚.+:。(〃ω〃)゚.+:。 キャァ♪

凪はアキさんと聖夜さんのカップルによって新しい扉を開かされたんです。凪はビックリしたでしょうねぇ。でもいいお見本のカップルですから。凪は純粋な子なので偏見はもちません(キッパリ)愛の形がいろいろあるんだなぁって思って2人を見ています。勉強始めってトコですね。今後の展開は…。

後、凪の過去話次回になっちゃって…。だって聖夜って濃いでしょ。おまけにはなってくれませんでした。今後もますます出てきそうな聖夜です。
アキも聖夜と凪を会わせた事でオープンにしちゃったので凪に対しても身内意識がとても高まっています。『キミ空』では脇役でした。まあこっちでも脇役なのですが、キーポイントになっていくのかもしれません。

アキと聖夜でも話が書きたいぐらいです。でも2本でアップアップなので…(笑)

ハル様いつもコメありがとうございますヽ(〃^・^〃)ノ チュッ♪
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