「キミと空とネコと」
やさしいkissをして

やさしいKissをして24

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「隆耶さん、心配かけてすいませんでした。」

「おお。ほんとに無理すんなよ。お前は何でも背負い込むからなあ。オレやアキくんや、聖夜とか他の人の意見が参考になることだってあるんだから、遠慮せずに何でも聞け。お前が何も言わないからこっちも心配するんだ。」

「はい。ありがとうございます。オレ1度黎と話してみます。それから考えてみます。」

「そうか。その方がいいだろうな。話して1人で解決出来ない時は相談しろよ。」

「はい。」

「じゃ、その話は終り。仕事始めっぞ。しんどかったら言えよ。」

「はい。」

バイトは隆耶さんやアキさんが気にしてくれている中、何事も無く無事に終わった。

「アキさん、隆耶さん、志希、今日は心配かけてすいませんでした。」

「気にしないでって言っても凪くんは気にするだろうけど、心配するのはキミがみんなにとって大切だからだって事を忘れないでね。」

「はい。ありがとうございます。」

この人達がだから好きなんだと思う。オレが無理しないように見守ってくれていて、オレの負担のないように考えてくれている。だからこのバイトの仲間が好きなんだ。『Calda casa』は特別なんだ。

なんとなくホカホカと温かい気持ちで家に帰る。

「明日、黎と学校で会えないかな。バイト先でも会えるけど、その前に話をしておきたいなあ。」

早く黎の気持ちを知りたかった。みんなに迷惑を掛けている事も気になっていたけど、それよりもさっさとこの問題を片付けて、前みたいに戻りたい。何も考えず楽しく過ごしていたように。

その日は聖夜さんにもらった入浴剤で自分の頭の中を整理しながら風呂に入る。

その日はゆっくりお風呂に入ったためか、昨日ちゃんと寝なかったからか朝までグッスリと眠った。

次の日、大学に行くと達樹がいつものベンチに座っているのを見かけて達樹の傍に行くとオレに気が付いた達樹が顔をあげて嬉しそうに笑う。

「おっはよ。凪。」

「達樹おはよう。昨日はありがとな。アキさんにちゃんと渡しといたから。達樹くんはいい子だなんて言ってたよ。」

「そう受け取ってもらえたのか。やっぱ凪に渡して正解だったな。ごめんな凪に橋渡しみたいな役目を押し付けて。」

「そんな事言うなよ。元はと言えばオレと黎の事が発端なんだから。」

「またこっち見てるぞ。あいつ。」

「え?黎いるの?」

「あっち。」

達樹の指差す方を見ると黎がこっちをというか達樹を見ていた。

「黎っ!!」

オレは走って黎の方へ行く。

「凪っ走るなっ!!」

達樹の大きな声が聞こえたけど、黎までの距離はちょっとだったし、何よりも黎に逃げられたくなくてオレは走った。

黎はその場から動かずに立っていた。

「先輩、走らなくてもオレは逃げませんから。先輩に走らせるような事はしません。絶対に!!」

「黎…。話がしたいんだ。バイト終って話すより今話がしたい。バイトのみんなも心配してるから。」

「はい。オレも先輩と話がしたいと思ってました。」

「凪ッ!!走るなって。大丈夫か?」

達樹が追いかけてくるなんて思わなかったから達樹の声にビックリした。

「達樹大丈夫だから。思い切り走ったわけでも長距離でもないから大丈夫だよ。オレ黎と話があるから行くわ。」

「大丈夫なんだな。じゃ、オレが行くわ。あのベンチで話すればいいんじゃない?」

「ありがとう達樹。」

「ああ、じゃあな。」

「お前、凪に迷惑かけるなよ。オレに何か言いたいなら、直接オレに言ってこい。」

「はい。これからはそうします。」

達樹は黎に向かってそう言うとオレにバイバイと手を振って校舎の中に入って行った。その後、黎とオレは2人でベンチに座る。

「あの人、先輩の足の事を知ってるんですね。」

「ああ。アイツの前で走って倒れた事があってオレが走れないのは知ってるけど、どうしてそうなったのかは話てない。だから黎の事も知らなくて何で睨まれているのか分からないって言ってた。」

「そうなんだ。理由まで話たんじゃないんだ。」

「それより、何で黎はここに来たんだ?黎ならもっと違う大学に行けただろ。それに何でバイト先まで同じなわけ?」

「それは…。」

「それは?」

「だって先輩オレから、あの事故の事から避けるように居なくなったから。無理してオレが責任感じないように笑ってる事や、周りのみんなを安心させようとしてる事はわかってました。それをしんどいって思ってる事も。オレを見てるのもしんどいんだって思ったけど、オレにホントの気持ちを言わないで逃げてるからしんどいのに。オレの事をもっとなじって本心を言ってくれたほうがマシだった。」

「わかってたんだ。」

「当たり前じゃないですか!!ドンだけオレが先輩の事を見てたと思うんですか!!」

「そうなんだ。ごめんオレ知らなくて。」

「先輩が謝る必要なんてないです。オレが追ってきたのはあの事故の事をちゃんと乗り越えるためです。先輩にも乗り越えて欲しい。」

「乗り越える?オレは乗り越えてるよ。もう。」

「嘘だ。乗り越えてないからオレを見て避けてたんじゃないですか?あの事故の事を思い出したくなくて…。」

直球で胸に黎の言葉が刺さる。確かにあの時の事を思い出したくなくて黎を避けてたんだと思ったから…。

「……。」

「黙ってるって事はそうなんでしょう先輩。」

「そうだな。オレは逃げてるのかもしれない…。」

「先輩、話の内容が内容だしオレの部屋で話をしませんか?」

「黎の家でか…。」

黎の家に行く事にちょっとためらいのようなものを感じたけど、2人でじっくり話をするには家の方がいいかと思い直す。

「わかった。黎の家に行こう。」

「ハイ。歩いてすぐですから。」

黎の家までは会話もなく、オレは黎の後ろを歩いて付いて行った。


*:..。♡*゚¨゚゚・*:..。♡*゚¨゚゚・*:..。♡*゚¨゚・*:..。♡*゚¨゚゚・*:..。♡*゚¨゚゚*:..。♡*゚¨゚゚・*:..。♡*゚¨゚゚・*:..。♡*゚¨
読んで下さってありがとうございます。今日は更新時間がこんなになっちゃってごめんなさい。ハイ爆睡してまして…。こんなになってしまいました。いつも0時過ぎの更新で更新の時間帯にポチしてくださる方が多いのに…。ほんとにごめんなさい。明日はちゃんと0時更新しますので。0時に来てくださった方ほんとにごめんなさいでしたm(*・´ω`・*)m 
リコメが遅くなってしまいましたが、各記事にリコメしてます☆遅くなってごめんなさいですm(。≧Д≦。)mスマーン!!

22日に鍵拍手コメ下さったK様お返事が遅くなってゴメンなさい。ちゃんと読んでたのですが…。
凪は今は達樹の方が近くにいるので達樹との事の方が合ってるきがしますね。黎との事、凪は恨んでないと言えば嘘になるでしょうね。でもその事故に合うまで凪は黎の事をどんな風に見ていたのか、黎は凪の事をどう思っていたのか…。これからわかっていくと思います。拍手コメほんとにd(ŐдŐ๑)☆スペシャルサンクス☆(๑ŐдŐ)bでした☆


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~ Comment ~

あらら‥なんか怖いです‥ 

Rinさま、こんにちは!

達樹くんと黎くんと一度ふたりで話さないと
ヤバいかもしれないですね。

取り合いみたいになりそうで‥それが怖いです。
オマケに凪くん鈍いから~(笑)

鈍いから黎くんの部屋に行こうって言葉に
頷いてしまうんですね。

自分のせいで足を悪くした凪くんに
悪さはしないと思いますけど‥‥
もしそんなことしたら‥今の凪くんだったら
二度と口きいてくれないでしょうね。

何事も起こりませんように‥‥
祈っております。

ではまたm(__)m
あ、レスは急がないでいいんですよ、ゆっくりで!

Re: あらら‥なんか怖いです‥ 

ハル様:*:✲✿ヾ(*✪‿✪*)ノ✿✲・゚:*:こんばんわ♪

むふふ。黎と達樹と凪の三角関係に気が付いていないのは凪だけという…。黎と達樹が少し可哀想かも…。

でも黎と達樹は本当に1度2人で話さないといけないですよね。お互いに思ってる事があるんだから話さなくちゃ拳で…。って嘘ですよ。ケンカしませんから大丈夫です(`-д-;)ゞ
凪は黎と達樹がケンカして取り合いになったとしても自分の事だとは思わないでしょうね。少しずつ凪にも男の子と男の子の恋愛に慣れさせないといけません。自分には関係のない事と思っているようなので…。ほんとにニブイのにも困ったもんだと思いますよ。黎の部屋に行く事にチョットためらわれたのは足のことがあるからで、凪は黎にどうにかされるとか考えてませんねぇ。ああ、もちろん何もないですよ。話すだけです。黎にとってはその時間だけでも凪を独占できるので嬉しいそうです(*≧m≦*)ププッ

ハル様コメありがとうございました☆レスは気負いなくして行きますね(♥ó㉨ò)(♥→㉨ฺ←)ウンありがとです☆
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