貴方の腕の中で

貴方の腕の中で2

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オレの名前は広野 友哉(ひろの ゆうや)25歳。


内装の仕事をしている。


内装って何だって?


天井のボードを張ったり、壁を張ったりすんだよ。


職人?ってやつ?


色んな仕事したけど、人の下ってのがやなんだよな。


その点、この仕事は技術さえ身に付ければ独立できる。


親方についてる時に人脈を作り、そっから仕事をまわしてもらえるし。


まぁ、仕事がねぇ時もあるんだけど、そこは休みっつうことで、オレ的には合ってる。


5年も続いてるし、今年は独立してなんとか一人でも仕事が出来るようになり、仕事のオファーもくるようになった。


堅苦しいスーツなんかより、このニッカポッカが好きだ。


さて、メシ、メシ。早く食わないと昼休みがなくなっちまう。



コンビニで弁当を買って近くの公園でメシを食おうとしたら、いつもの俺のベンチに誰かが座ってやがる。


少し茶色い髪が風に揺られてキラキラと光った。



ん?女と思ったら男か?



女と勘違いするほど、そいつは線が細い華奢な身体つきだった。



しゃーない、他のベンチでメシを食おうと通り過ぎようとしたとき、何気にそいつを見ると、透き通るような肌の色というよりも、色がないのに驚いた。土気色?顔面蒼白じゃん!!



よくよく見ると、肌寒いというのに汗をかいて、苦しそうに眉間にしわを寄せている。



身動き一つしないので、声を掛けて見る。



「おい。大丈夫か?顔色ひでぇぞ。」



反応を待つが、微動だにしねぇ。



「おい。返事できねぇのか?。大丈夫か?」



しばらくして、やっと返事が返ってきたかと思ったら、そいつは前のめりに崩れてきた。



危ねぇと抱きかかえると髪の毛からふわっといい香りがした。


こいつ、メシ食ってんのか?


同じ男だよなぁ。めちゃ軽い。


ってこんなこと言ってる場合じゃねぇ。


「おいっ。しっかりしろ。」って完全に意識ねぇし・・・。


救急車を呼ぶと俺も乗れと救急隊員に言われ、知らない奴だと言っても第一発見者だからと聞いてもらえず、救急車に乗り込まされた。


監督、バリ怒ってるだろうなぁ。ただでも工事が遅れてるのに・・・。


明日の休みはねぇんだろうなぁ・・・。はぁ・・・。







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