キミが思い出になる前に
キミが思い出になる前に7
すごく息が苦しくて…。胸が痛い…。
良太、良太どこ?どこにいるの?
夢の中で良太を探すけどいなくて…。
良太って叫びながら歩く。汗が滲んで、涙が溢れてくる。ひとりぼっちは嫌だ。
走っても走っても1人暗闇の中で怖くて悲しくて…。
「カズサッ。カズサ大丈夫か?」
目を開けると明るくて…。ボクの太陽が心配そうに見ている。そっと手を伸ばしてキュッって良太の上着を握る。良太がいた。掴まえた。
「カズサ。寒いのか?震えてる。まずいな熱上がってる。」
自分が震えてる事も寒いのかどうかもわからない。ただ良太が居る事だけがわかった。
「寒い…。」
ほんとに寒かったのかわからないけど口から出てきたのはその言葉だった。
「薬飲んでるのに効いてないのか?点滴もしたのに…。寒いんだよなカズサ。暖かくしないと。」
良太がスルリとボクの前から消える。それが寂しくて悲しくてうわーーって泣いてしまう。だってやっと掴まえたのに、良太はやっぱりボクからすり抜けていくんだって思ったから…。熱のせいで感情のコントロールが効かない。でもこれは現実なの?夢なの?
「カズサ泣くなよ。カズサに泣かれるとどうしていいかわからないよ。」
あわてて良太が戻ってきてくれてホッとする。ボクの横に座った良太の胸にコテンと頭をつけると頭をポンポンしてくれた。
少し落ち着いたボクに安心したのか少し笑ってボクの涙を拭き取ってくれる。
「まだ震えてる。そうだオレが温めればいいんだ。」
良太は着ていたパジャマを脱ぐとボクを抱きしめる。裸の良太の身体に抱きしめられて熱じゃなくて顔が赤くなる。でも良太はあったかくて今だけだからと両手を背中に回す。今だけだから…。
「あったかいかカズサ?」
コクンって頷くとニパッって笑ったのがわかる。
「よし、今日はこのままひっついて寝よう。そうすればカズサは寒くないしオレもカズサの様子がわかって安心だしな。横になる前にカズサは水分摂っとけ。」
良太にスポーツドリンクを渡されてコクコクと飲む。喉が渇いてたのかすごく甘くておいしい。
「明日熱が下がらなかったらもう一度病院に行こうな。」
ボクを横にすると電気を消して良太が布団の中に入ってきた。ドキドキする心臓。ボクの家のボディーソープの匂い。
良太は壊れ物を抱くようにそっとボクの身体を引き寄せて抱きしめてくれる。そこに愛情はなくて友情なのだとは思っても好きな人に抱きしめられるのは嬉しい。
良太の心臓の音が聞こえる。トクントクンって規則正しく響く音。ボクの音はドキドキだけど、良太はトクントクン…。ん?少し早い気がするけど…。
規則正しい音が眠りを誘う。暖かい温もりに抱かれて安心して目を閉じる。
「良太…。傍に居てね。」
ボクの呟きは届いたのかな?返事を聞くまでもなくボクは眠りに落ちていた。
「まいったな。」
良太がそう呟いて困った顔をしていたなんて知らなかった。ただボクは良太の腕の中で抱きしめられて幸せだったんだ。
次の日起きたら良太は居なくて…。昨日の事は夢だったんだってなって。でも嬉しかったからいいかって思ってたら良太が入って来た。え?シャツを上から羽織っただけ?ていう事は昨日のは夢じゃないんだ。
「カズサ起きたのか。ごめんトイレ行ってた。心細かったよな、熱下がってないし。」
そばに腰掛けた良太に「そうだよ」って言うように抱きつく。わー。ボクって大胆だ。こんな行動力があるなんて自分でもビックリ。でも今なら熱のせいに出来るから。これって卑怯かな?ごめんね良太。
良太は少し驚いたようだけど離れないで居てくれた。
「もうちょっと寝ようか。」
昨日の夜のように抱きしめてくれる。ただ今は朝で朝日がボク達を照らしていて良太の身体も顔もハッキリと見えて少し恥ずかしい。思わず目を閉じてじっとしているとボクの髪の毛に良太が触れた。
「カズサの髪の毛って綺麗だな。サラサラ。染めてないから痛んでないな。」
どうしていいのかわからずに良太のするままにしている。
「睫毛も長くてオレとは全然違うな。色も白いし…。オレなんか真っ黒だ。」
「でも良太はそれが似合うよ。カッコイイと思う。ボクはダメだよ。男らしくなくて。」
「昨日も言ったろ。カズサは今のままで十分なんだって。カズサらしいんだから気にするな。外見だけ男らしけりゃいいってもんじゃないだろ。ようは中身だ中身。」
「ん。良太、学校の時間大丈夫なの?ボクは寝てるから行って来て。」
「バーカ。こんなカズサを置いて学校なんか行けるか。病院行かないといけないだろ。熱下がってないのに。」
「ん。いいの?高田さんが心配するよ。」
「何で玲奈?関係ないだろ。」
「だって彼女なんでしょ。高田さん。」
「違うって。カズサ変な誤解しないでくれ。彼女なんかじゃないって。オレは誰とも付き合ってないよ。」
「そうなの?てっきり彼女だと思ってたよ。いつも一緒だし。」
「そうなんだよ。引っ付くなっていっても引っ付いてくんだよ。」
「高田さんは良太のこと好きだと思うよ?」
「ないない。あいつそんな事一言も言わないぜ。」
高田さんは良太に言ってもらうのを待ってるんじゃないのかなって思ったけどそれは言わなかった。言って良太が高田さんにもし好きだとか告白するのが嫌だったから。引っ付いても傍に居る事を許してるって事は良太にも少なからず高田さんに好意を持ってるからだと思うんだ。
せっかく良太と2人でいるのになんで高田さんの事を考えなくちゃ行けないんだ。
ボクはそれを振り切るように良太にしがみついた。
「あー。しんどいよなあ。このまま寝とけ。昼前に病院に行けばいいだろ。オレも寝る。こんなにゆっくり寝るの久し振りなんだよ。カズサの家は居心地いいなあ。」
良太から規則的な寝息が聞こえたのはそれからすぐで…。ボクはしばらく良太の寝顔をじっと見ていた。写真に撮ってもいいかな。ボクはべッドから抜け出すとデジカメを持ってきてシャッター音を消して良太の寝顔を撮った。
これってワルイコトなのかな?
そっと良太に寄りそってもう一枚写真を撮る。2人の写真。これ一枚だけだろうけど…。宝物だ。
デジカメをサイドテーブルの引き出しにしまって良太の胸に引っ付くと良太がボクを抱きしめてくれた。きっと夢かなにかで誰かを抱きしめてるのかもしれないし、条件反射みたいな事なんだろうけどボクはその中に収まっていた。
* * *
「カズサ大丈夫か?やっぱり点滴されたなあ。熱下がったらいいんだけど…。」
ぐったりと良太にもたれているボクに話掛けてるんだろうけど返事を返す元気もなくて…。
昼前に起きた良太に連れてきてもらった病院でたくさん待たされて気分が悪くなってしまった。熱も少し引いてたのにまた上がってしまったんだ。
マンションに着いて歩く事もままならず、良太に有無を言わさず横抱きにされてベッドまで運ばれた。そのままボクは眠ってしまって次に起きた時はもう夜になっていた。
「あ、やっと起きたか。気分はどう?熱測ろうな。その前に水分摂って。」
スポーツドリンクを飲んでから体温計を渡されて、ぼーーーっとしたまま測る。なんだか視界が潤んでる。頬も熱くて、息をするのもしんどい。
「何だよ、あの医者ほんとにちゃんとした医者なのかよ。熱下がってねえじゃん!!カズサッ。カズサ返事して。」
「りょ…た…しんど…。」
声は掠れてて視界が潤んでるのはどうやら涙が浮かんでいるみたいだ。
「泣くほどしんどいのか。」
良太がヨシヨシって頭をなでてくれるけど、そんな事でしんどいのが治るわけもなく…。
「しょうがないな。カズサ座薬入れよう。医者が夜になっても下がらなかったら座薬入れろって。」
座薬ってお尻から入れるんだよね。嫌だな。でもこれ以上良太に迷惑掛けられない。
「…う…ん…」
「これが座薬な。あんまり握ってると溶けちゃうから開けたらすぐに入れるんだぞ。」
良太は寝室から出ていく。
昨日からお風呂に入ってなくて気持ち悪い。ついでに身体も拭きたい。ボクはズリズリと外に出ると良太に声を書ける。
「良太。身体拭きたい。」
「ぅわっ。座薬入れられたのか?身体拭くのは座薬の後だって言いたいけど風呂入ってないもんな気持ち悪いよな。」
良太が洗面器に熱いお湯を入れて持って来てタオルをぎゅっと絞ってボクに渡すと出ていく。ボクはそれで身体を拭こうとするけど力が入らなくてうまく拭けない。摂りあえず気持ち悪いところを撫でるように拭くと座薬を持つ。
座薬なんてすぐに入るもんだと思ってた。今のボクは指先に力が入らなくて小さな座薬を指で持つのがまず難しく…。持ったと思ってもお尻に持っていくとポロッと落として掴み直してるうちに溶けだしてしまう始末。泣きたくなってきた。座薬を自分で入れる事がこんなに難しいなんて…。
「カズサ入れれた?入ってもいいか?」
「…っつ。ダメ。まだ…」
でもその声は良太には届かなかった。

読んで下さってありがとうございます。こちらにも訪問して下さった方感謝です☆こっちは不定期更新で申し訳ないです。出来るだけ更新出来るように頑張りますのでよろしくお願いしますヽ(ΦωΦヽ)ドーゾ(ノΦωΦ)ノヨロティク(ΦωΦσ)σネ
waka様の影響を受けて良太目線のカズサを書いてみました。向き失敗しました(汗)初めてのスキャン成功ということで…。EPSON色わりと良く出るなあ。クーピーペンシルとパステルです。まあ自己満です(笑)最後まで読んで下さって(。◕‿-) ありがとう ✿ございました☆
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良太、良太どこ?どこにいるの?
夢の中で良太を探すけどいなくて…。
良太って叫びながら歩く。汗が滲んで、涙が溢れてくる。ひとりぼっちは嫌だ。
走っても走っても1人暗闇の中で怖くて悲しくて…。
「カズサッ。カズサ大丈夫か?」
目を開けると明るくて…。ボクの太陽が心配そうに見ている。そっと手を伸ばしてキュッって良太の上着を握る。良太がいた。掴まえた。
「カズサ。寒いのか?震えてる。まずいな熱上がってる。」
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「寒い…。」
ほんとに寒かったのかわからないけど口から出てきたのはその言葉だった。
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「カズサ泣くなよ。カズサに泣かれるとどうしていいかわからないよ。」
あわてて良太が戻ってきてくれてホッとする。ボクの横に座った良太の胸にコテンと頭をつけると頭をポンポンしてくれた。
少し落ち着いたボクに安心したのか少し笑ってボクの涙を拭き取ってくれる。
「まだ震えてる。そうだオレが温めればいいんだ。」
良太は着ていたパジャマを脱ぐとボクを抱きしめる。裸の良太の身体に抱きしめられて熱じゃなくて顔が赤くなる。でも良太はあったかくて今だけだからと両手を背中に回す。今だけだから…。
「あったかいかカズサ?」
コクンって頷くとニパッって笑ったのがわかる。
「よし、今日はこのままひっついて寝よう。そうすればカズサは寒くないしオレもカズサの様子がわかって安心だしな。横になる前にカズサは水分摂っとけ。」
良太にスポーツドリンクを渡されてコクコクと飲む。喉が渇いてたのかすごく甘くておいしい。
「明日熱が下がらなかったらもう一度病院に行こうな。」
ボクを横にすると電気を消して良太が布団の中に入ってきた。ドキドキする心臓。ボクの家のボディーソープの匂い。
良太は壊れ物を抱くようにそっとボクの身体を引き寄せて抱きしめてくれる。そこに愛情はなくて友情なのだとは思っても好きな人に抱きしめられるのは嬉しい。
良太の心臓の音が聞こえる。トクントクンって規則正しく響く音。ボクの音はドキドキだけど、良太はトクントクン…。ん?少し早い気がするけど…。
規則正しい音が眠りを誘う。暖かい温もりに抱かれて安心して目を閉じる。
「良太…。傍に居てね。」
ボクの呟きは届いたのかな?返事を聞くまでもなくボクは眠りに落ちていた。
「まいったな。」
良太がそう呟いて困った顔をしていたなんて知らなかった。ただボクは良太の腕の中で抱きしめられて幸せだったんだ。
次の日起きたら良太は居なくて…。昨日の事は夢だったんだってなって。でも嬉しかったからいいかって思ってたら良太が入って来た。え?シャツを上から羽織っただけ?ていう事は昨日のは夢じゃないんだ。
「カズサ起きたのか。ごめんトイレ行ってた。心細かったよな、熱下がってないし。」
そばに腰掛けた良太に「そうだよ」って言うように抱きつく。わー。ボクって大胆だ。こんな行動力があるなんて自分でもビックリ。でも今なら熱のせいに出来るから。これって卑怯かな?ごめんね良太。
良太は少し驚いたようだけど離れないで居てくれた。
「もうちょっと寝ようか。」
昨日の夜のように抱きしめてくれる。ただ今は朝で朝日がボク達を照らしていて良太の身体も顔もハッキリと見えて少し恥ずかしい。思わず目を閉じてじっとしているとボクの髪の毛に良太が触れた。
「カズサの髪の毛って綺麗だな。サラサラ。染めてないから痛んでないな。」
どうしていいのかわからずに良太のするままにしている。
「睫毛も長くてオレとは全然違うな。色も白いし…。オレなんか真っ黒だ。」
「でも良太はそれが似合うよ。カッコイイと思う。ボクはダメだよ。男らしくなくて。」
「昨日も言ったろ。カズサは今のままで十分なんだって。カズサらしいんだから気にするな。外見だけ男らしけりゃいいってもんじゃないだろ。ようは中身だ中身。」
「ん。良太、学校の時間大丈夫なの?ボクは寝てるから行って来て。」
「バーカ。こんなカズサを置いて学校なんか行けるか。病院行かないといけないだろ。熱下がってないのに。」
「ん。いいの?高田さんが心配するよ。」
「何で玲奈?関係ないだろ。」
「だって彼女なんでしょ。高田さん。」
「違うって。カズサ変な誤解しないでくれ。彼女なんかじゃないって。オレは誰とも付き合ってないよ。」
「そうなの?てっきり彼女だと思ってたよ。いつも一緒だし。」
「そうなんだよ。引っ付くなっていっても引っ付いてくんだよ。」
「高田さんは良太のこと好きだと思うよ?」
「ないない。あいつそんな事一言も言わないぜ。」
高田さんは良太に言ってもらうのを待ってるんじゃないのかなって思ったけどそれは言わなかった。言って良太が高田さんにもし好きだとか告白するのが嫌だったから。引っ付いても傍に居る事を許してるって事は良太にも少なからず高田さんに好意を持ってるからだと思うんだ。
せっかく良太と2人でいるのになんで高田さんの事を考えなくちゃ行けないんだ。
ボクはそれを振り切るように良太にしがみついた。
「あー。しんどいよなあ。このまま寝とけ。昼前に病院に行けばいいだろ。オレも寝る。こんなにゆっくり寝るの久し振りなんだよ。カズサの家は居心地いいなあ。」
良太から規則的な寝息が聞こえたのはそれからすぐで…。ボクはしばらく良太の寝顔をじっと見ていた。写真に撮ってもいいかな。ボクはべッドから抜け出すとデジカメを持ってきてシャッター音を消して良太の寝顔を撮った。
これってワルイコトなのかな?
そっと良太に寄りそってもう一枚写真を撮る。2人の写真。これ一枚だけだろうけど…。宝物だ。
デジカメをサイドテーブルの引き出しにしまって良太の胸に引っ付くと良太がボクを抱きしめてくれた。きっと夢かなにかで誰かを抱きしめてるのかもしれないし、条件反射みたいな事なんだろうけどボクはその中に収まっていた。
* * *
「カズサ大丈夫か?やっぱり点滴されたなあ。熱下がったらいいんだけど…。」
ぐったりと良太にもたれているボクに話掛けてるんだろうけど返事を返す元気もなくて…。
昼前に起きた良太に連れてきてもらった病院でたくさん待たされて気分が悪くなってしまった。熱も少し引いてたのにまた上がってしまったんだ。
マンションに着いて歩く事もままならず、良太に有無を言わさず横抱きにされてベッドまで運ばれた。そのままボクは眠ってしまって次に起きた時はもう夜になっていた。
「あ、やっと起きたか。気分はどう?熱測ろうな。その前に水分摂って。」
スポーツドリンクを飲んでから体温計を渡されて、ぼーーーっとしたまま測る。なんだか視界が潤んでる。頬も熱くて、息をするのもしんどい。
「何だよ、あの医者ほんとにちゃんとした医者なのかよ。熱下がってねえじゃん!!カズサッ。カズサ返事して。」
「りょ…た…しんど…。」
声は掠れてて視界が潤んでるのはどうやら涙が浮かんでいるみたいだ。
「泣くほどしんどいのか。」
良太がヨシヨシって頭をなでてくれるけど、そんな事でしんどいのが治るわけもなく…。
「しょうがないな。カズサ座薬入れよう。医者が夜になっても下がらなかったら座薬入れろって。」
座薬ってお尻から入れるんだよね。嫌だな。でもこれ以上良太に迷惑掛けられない。
「…う…ん…」
「これが座薬な。あんまり握ってると溶けちゃうから開けたらすぐに入れるんだぞ。」
良太は寝室から出ていく。
昨日からお風呂に入ってなくて気持ち悪い。ついでに身体も拭きたい。ボクはズリズリと外に出ると良太に声を書ける。
「良太。身体拭きたい。」
「ぅわっ。座薬入れられたのか?身体拭くのは座薬の後だって言いたいけど風呂入ってないもんな気持ち悪いよな。」
良太が洗面器に熱いお湯を入れて持って来てタオルをぎゅっと絞ってボクに渡すと出ていく。ボクはそれで身体を拭こうとするけど力が入らなくてうまく拭けない。摂りあえず気持ち悪いところを撫でるように拭くと座薬を持つ。
座薬なんてすぐに入るもんだと思ってた。今のボクは指先に力が入らなくて小さな座薬を指で持つのがまず難しく…。持ったと思ってもお尻に持っていくとポロッと落として掴み直してるうちに溶けだしてしまう始末。泣きたくなってきた。座薬を自分で入れる事がこんなに難しいなんて…。
「カズサ入れれた?入ってもいいか?」
「…っつ。ダメ。まだ…」
でもその声は良太には届かなかった。

読んで下さってありがとうございます。こちらにも訪問して下さった方感謝です☆こっちは不定期更新で申し訳ないです。出来るだけ更新出来るように頑張りますのでよろしくお願いしますヽ(ΦωΦヽ)ドーゾ(ノΦωΦ)ノヨロティク(ΦωΦσ)σネ
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もくじ
未分類

もくじ
✽✽✽目次✽✽✽

もくじ
ご挨拶

もくじ
貴方の腕の中で

もくじ
たとえこの世の終りが来ようとも

もくじ
キミが思い出になる前に

もくじ
月と太陽がすれ違う時

もくじ
S.S

もくじ
イラスト

もくじ
頂きもの☆

もくじ
雑記

もくじ
土曜の雨のジンクス

もくじ
さよならが言えなくて。

~ Comment ~
パジャマのカズサ、かわいいですねー(うふ)。
弱っているカズサの雰囲気がよく分かります。
熱が下がらないのは誰かさんのせいでもあるんだけど、一緒に居られるのは嬉しい上総。
記念写真まで撮れたし。
良太は弟・みたいな雰囲気で甲斐甲斐しくお世話してるんだけど、どんな気持ちなんだろ。
でもなんだかアブナイ雰囲気。どうなるのかなー?
弱っているカズサの雰囲気がよく分かります。
熱が下がらないのは誰かさんのせいでもあるんだけど、一緒に居られるのは嬉しい上総。
記念写真まで撮れたし。
良太は弟・みたいな雰囲気で甲斐甲斐しくお世話してるんだけど、どんな気持ちなんだろ。
でもなんだかアブナイ雰囲気。どうなるのかなー?
- #498 ますみ
- URL
- 2012.10/22 15:26
- ▲EntryTop
Re: いやん!可愛い!!
waka様こんばんは☆
カズサのイラストに可愛いって言ってくださってありがと☆
ちょっと幼過ぎかとも思いますが、カズサはきっとあんな感じの子だと思います。ぎゅってしてやって下さい。きっと熱も吹っ飛ぶでしょう(笑)良太がそれはオレがやるとか言いそうですが(゚m゚*)プッ
イラストはやっぱ難しい。クーピーは色の出がいいので書き易いですね。他の色鉛筆は発色が悪かった。パステルも何気に便利だあ。
凪ねえ。頑張ってみます。響夜とカイトとか書きたいんだけど…。
座薬プレイ(笑)続きます。ほんとに座薬って溶けてくるからねえ。1人では難しいでしょうなあ。カズサは頑張ってますが…。waka様が入れます?((´∀`*))ヶラヶラ
実写のBLポーズ写真集いいでそ。NO.2の男の子が一番可愛かったと思うの。ちゃんと身長と体重も載ってるから参考になるよお。トレーシングしても使えるしね。ラブシーンデッサン集2やっぱ買おうかと思ってます。日常のは2に載ってるから。1はエチのみやし…。でもそれより「志水ゆき」さん(是~ZE~のマンガ家さん)監修のスーツ篇とか私服・和服篇とか朝まで一緒篇とかも欲しい(苦笑)お金がないっ!!
waka様コメありがとでした。
カズサのイラストに可愛いって言ってくださってありがと☆
ちょっと幼過ぎかとも思いますが、カズサはきっとあんな感じの子だと思います。ぎゅってしてやって下さい。きっと熱も吹っ飛ぶでしょう(笑)良太がそれはオレがやるとか言いそうですが(゚m゚*)プッ
イラストはやっぱ難しい。クーピーは色の出がいいので書き易いですね。他の色鉛筆は発色が悪かった。パステルも何気に便利だあ。
凪ねえ。頑張ってみます。響夜とカイトとか書きたいんだけど…。
座薬プレイ(笑)続きます。ほんとに座薬って溶けてくるからねえ。1人では難しいでしょうなあ。カズサは頑張ってますが…。waka様が入れます?((´∀`*))ヶラヶラ
実写のBLポーズ写真集いいでそ。NO.2の男の子が一番可愛かったと思うの。ちゃんと身長と体重も載ってるから参考になるよお。トレーシングしても使えるしね。ラブシーンデッサン集2やっぱ買おうかと思ってます。日常のは2に載ってるから。1はエチのみやし…。でもそれより「志水ゆき」さん(是~ZE~のマンガ家さん)監修のスーツ篇とか私服・和服篇とか朝まで一緒篇とかも欲しい(苦笑)お金がないっ!!
waka様コメありがとでした。
- #499 † Rin †
- URL
- 2012.10/22 22:21
- ▲EntryTop
Re: タイトルなし
ますみ様こんばんは☆
かわいいって…フフフッ。ありがとうございます。
カズサは可愛い子のイメージなので幼いですがあんな感じかなって思ってます。パジャマがでかくてそれがミソです。
良太はどう思うのか。今の所は意識してないのかわかってないのか。とにかくカズサが心配な良太。お兄ちゃんのつもりなのかしら。ほっとけないんですよね。カズサが。
さてカズサのピンチ。どうなるのか。もちろん…
ますみ様コメありがとうございました☆
かわいいって…フフフッ。ありがとうございます。
カズサは可愛い子のイメージなので幼いですがあんな感じかなって思ってます。パジャマがでかくてそれがミソです。
良太はどう思うのか。今の所は意識してないのかわかってないのか。とにかくカズサが心配な良太。お兄ちゃんのつもりなのかしら。ほっとけないんですよね。カズサが。
さてカズサのピンチ。どうなるのか。もちろん…
ますみ様コメありがとうございました☆
- #500 † Rin †
- URL
- 2012.10/22 22:25
- ▲EntryTop
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いやん!可愛い!!
カズサ体調悪化で可哀想だけど、良太に甘えられるからちょっぴり幸せ?良太もまんざらじゃないような…ウフフ
でもフラフラの時に自分で座薬を入れるのって大変かも。ワタシが入れてあげたい←あっ、迷惑?(汗)
良太がこれから入れてくれるのかな…いかん、あらぬ妄想をっっ(;´д`)病人なんだからっっ(汗)
でもカズサが早く元気になって、元気な状態で良太に想いが通じると良いな、と思ってます(^-^)
PS.あの実写のBLポージング集、萌えました♪ヤバいですっっ!!