貴方の腕の中で

貴方の腕の中で30

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飲み会で気まずいまま別れてから、友哉サンに連絡しなくちゃと思いながらも、こんな時に限って夜勤が続いたり、友哉サンの出張があったりで満足に話すことも出来ていなかった。

おまけに勇気を出して友哉サンに電話しても「仕事中で忙しいから後で・・・。」とか「明日朝早いからごめん・・・。」て言われれば電話もかけずらくなってしまい、ボクはますますマイナス思考にとらわれるようになっていた。

今までの事を振り返って冷静に考えたら、友哉サンにしてみれば同情もあっただろうし、とまどいもあったはず。受け入れようとしてくれたほうが奇跡で、後々、冷静になって考えれば受け入れられないと思って後悔してるのかもしれない。友哉サンからは連絡もない。

友哉サンは優しいからボクを傷つけまいとして距離を置いているのだろう。次に会った時は「やっぱり無理だ」と言われるような気がして連絡するのが怖くなってしまった。友哉サンの事を好きだと気がついたばかりなのに、終わってしまうのは絶えられそうになかった。

好きだと言われて浮かれてた分、つき落とされたようで、毎日生活はしているのだけれど、何をしていたのか記憶のない状態に陥っていた。

食事も摂ったのか摂ってないのかさえわからず、身体は痩せていくばかりだった。ボクはそんな事さえもわかっていなかった。

「蓮!!!蓮てばっ!!」

「あっ。篠ちゃん先輩。どうしたの?」

「どうしたのじゃないぜ。さっきから何度も声掛けてるのによぉ。蓮メシちゃんと食べてるか?」

「えと。多分・・・。」

「・・・。多分て・・・。蓮は責任感が強いから、仕事でのミス今んとこないけど、私生活は誰が見てもヤバイ状態にしか見えないぜ。夜ちゃんと寝てるか?」

「薬もらってるので寝てるんだと思います。はっきりわかんなくて・・・。」

「蓮、一人暮らだったよな。しばらく、オレんちに来な。」

「ダメですよ。のんちゃんに怒られますよ。ボク、お二人の邪魔したくないですもん。」

「バカか。オマエ今の自分の状態わかってねぇーだろ。のんだって心配してるんだ。気にしないで来いっ!!」

そういうと篠ちゃん先輩はのんちゃんに電話を掛けだした。

「あっ。のん?オレ。蓮ヤバイから今日からしばらく一緒に住まわせるわ。いいか?」

「もちろん。篠ちゃんがそう思うならボクはいいよ。ボクも蓮ちゃんの事心配だし・・・。」

「聞いただろ。なっ。だから蓮も気にすんな。そんな状態で一人でいてもいい事なんて何もないぜ。」

確かに色んな事を考えて夜は眠れないし、一人ぼっちで胸が痛くてはりさけそうな暗闇は薬を飲んだところで収まらない。
うだうだ悩んでいるボクを引っ張るように篠ちゃん先輩にマンションに連れて行かれた。



「・・・。蓮・・ちゃ・・・ん?」

のんちゃんはボクの顔を見るなり泣きそうな顔をしてぎゅっと抱き締めてくれた。

久しぶりに感じる温かい体温にボクの涙腺は壊れてしまう。涙があふれて止まらない。


篠ちゃん先輩はボクに温かいココアを入れてくれた。

「えへっ。おいしくて甘いはずなのになんだかしょっぱいや。」

泣き笑いのボクの言葉に二人は何も言わず両方から抱き締めてくれた。


「蓮ちゃんは一人で考え込んじゃうからしんどくなるんだよ。ボクたちじゃ蓮ちゃんの役には立たないのかな?友ダチだと思ってるんだけどな。」
少し悲しそうにのんちゃんが言う。

ボクの今の気持ちを誰かに聞いてもらったらボクはこの暗闇から抜け出る事が出来るのかな?

甘えちゃってもいいのかな?迷惑にならないのかな?


「蓮、迷惑かけちゃうかもとか甘えてもいいのかなとか思ってる?」

「オレらは今の蓮を助けたいと思ってる。問題は解決出来ないかもしれないけど、つらさをわかちあうことは出来るんじゃないか?そうすれば蓮も少しは楽になるんじゃなかと思うぜ。」

篠ちゃん先輩の言葉にのんちゃんも頷く。


二人の心からの言葉に頑なだった心の扉が押し開かれる。


「甘えてもいいの?我慢しなくてもいいの?ボクの事嫌いにならないでくれる?」

「当たり前だろ。蓮を誰が嫌いになるもんか。ゆっくりでいいから話してごらん。」

のんちゃんがココアを入れなおしてくれて、少し落ち着いたボクは二人に挟まれて温かい体温を感じながら、今までの友哉サンとの事を静かに話し出した。










なんだか煮詰まっております。すぐにハピエとも思ったのですがノンケの友哉がそんなすぐに身体を繋げるだろうかと疑問を持ちましてワンクッションおいたのですが、わかりにくい?ちょい自己嫌悪です。終わりはいつになるのか。もそろそろ最終回に向かいたいのですが・・・。ああ、文章力、表現力の乏しさが悲しい(TωT)





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