月と太陽がすれ違う時

月と太陽がすれ違う時69(R15)

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※注意‼後半に性描写入ります。苦手な方、未成年の方はご遠慮下さいませ。



日菜太を送ってマンションに帰って来ると、英知が上機嫌でキッチンで何かを作っていた。

せっかくまったりと二人で過ごすはずだった休日を日菜太の電話により中断され、英知は機嫌が悪かったはずなのに…。

そう、この間は流星の往診をさせ、その日は流星のマンションに泊まったために英知と過ごすことが出来なかった代わりにと二人で休みを合わせて取った休日だった。前日は二人とも今日の休みの為に遅くまで仕事をしていたためにろくに肌を合わせる事もなく朝を迎え、せっかくだからと遅いブランチを兼ねながら買い物をして映画を見て久し振りのデートを楽しんだ。

夕方からは家で二人でまったりと裸で過ごそうと英知は画策していたらしく、日菜太が来ることを片桐が英知に相談する事もなく決めてしまったので機嫌を損ねていたのだ。もちろん日菜太の前でそんなそぶりを見せるほど子供ではないが、こと片桐相手になるととたんに子供のようになってしまうのだ。

日菜太を送って帰って来たらどうやって機嫌取りをしようか考えていた片桐は楽しそうな英知の様子に拍子抜けしていた。

「悠斗おかえり。夕食作ってるから先に風呂に入って来いよ。俺はもう入ったからさ。」

「え。あ、うん。ありがとう。英知…。今日はごめん。」

「何だよ。謝る事ないだろ。ヒナ可愛かったな。悠斗が構いたくなるのがわかるよ。流星様のお相手だしな。俺だって大人だぜ。そんな事で機嫌が悪くなるわけないだろ。着換え持って行ってやるから早く行けって。メシ出来上がっちまうぞ。」

「あ、ああ。」

確かに機嫌が悪かったのに…。でもそこでそれを言うとまた機嫌が悪くなるかもしれないと英知の言う通りに風呂に入った。

さっさと上がるつもりだったが、気持ちよくて少し長湯になってしまった。英知の機嫌が悪くなってない事を祈りながら出るとそこにはバスローブが置いてあった。

「?…何でバスローブ?」

頭の中をハテナマークが飛び交うが、とにかくそのバスローブを身にまとい英知のいるリビングに行く。

「英知?着換えバスローブが置いてあったんだけど何で?」

「ああ、いいのいいの。こっち来て座って。」

そう言うと悠斗の背中を押して椅子に座らせる。

「すごく上手く出来たからすぐに食べさせたいんだよ悠斗に。」

英知に瞳を見つめられたら僕は動けなくなる。嫌と言えないのをわかって言っているんだからタチが悪い。

「悠斗、テーブルの上に出来た食事を見て。」

「あ、ああ。すごく美味しそうだ。彩りも綺麗だね。さすが外科医。手先が器用だな。」

「何があるか見たね。それじゃ。」

そう言うと英知は僕の傍に来て目を黒い布で覆った。

「ちょっと何するんだ。止めて。」

急に視界が暗くなり、見えない事に不安を覚える。

「ダメ。今日は二人で過ごす約束だったのを破ったのは悠斗だろ。だからお仕置きだ。」

やっぱり…。英知は納得してたわけじゃなかった。

「悪かったって謝ったじゃないか。英知もいいよって言ってくれただろ。」

「そう思ったんだけどね、やっぱり納得出来ない。流星様に邪魔をされ、ヒナに邪魔をされて…。悠斗は平気かもしれないけど俺は我慢出来ないね。いつも俺は後回しになる。俺より流星様が大事なんじゃないかとさえ思う時があるよ。」

「流星様と英知は別だ。流星様は弟みたいなもので、頼まれて守らないといけない。でも英知の事は愛してる。ずっと傍にいたいと思うのは英知だけだ。」

「じゃ俺の言う事を聞いてくれるよな。」

「聞くけど、この目隠しは取って。」

括り付けられた結び目を外そうとしたら両手を掴まれて後ろでひとまとめにされた。

手首にフワフワとした感触がして「ガチャッ」と言う音が聞こえると手が動かせなくなった。

「フフッ。悠斗にはピンクがほんとに似合うよね。」

手首の部分は柔らかいファーで覆われているみたいだけど、外そうとするとガチャガチャと音がする。

「ダメだよ外したら。お仕置きなんだから。その手錠を見つけた時に絶対に悠斗に似合うと思ったんだよね。」

そう僕の手を拘束してるのは手錠だ。黒い布で目隠しされ、手錠をかけられてる。おまけにバスローブ。英知は時々こんな事をする。今日はどうするつもりなんだろう。ほんとに嫌がればやめてくれるから大丈夫なんだけど…。少し不安になる。

「こんな事されてたら食べれないじゃないか。」

「悠斗は何もしなくてもいいの。俺が悠斗に食べさせてあげたいんだから。」

そして僕の身体を軽々と抱き上げ自分の膝の上に後ろ向きに抱きしめるように座らされた。背中越しに英知の胸の温もりがあって息が首筋に当たる。英知の膝の上に座らされているからいつもと違う位置に英知の頭があって変な感じだ。

「悠斗口開けて。」

本気で食べさせるつもりだ。恥ずかしがっても許してくれないだろう。英知が『お仕置き』と称する時は意地悪なんだ。

仕方なく口を開けると英知の指に挟まれたサーモンが口の中に入って来た。

「‼…っ。」

食べさせられるとは思ったが当然お箸で掴んだものを口に入れられると思っていた。だから英知の指が口の中に入って来てビックリした。

「おいしいだろ。サーモンのマリネ。ソースもちゃんと味わって。そう指も綺麗に舐めて。」

そう言って指を僕の舌に絡ませる。

「ほら。ちゃんと舐めないとダメだよ悠斗。」

口内を犯すように動く指はしっかりと意志を持って俺の弱い部分に触れていく。

「んっ、あ…。」

「いい子だね。食べる前に乾杯のワインを飲むのを忘れてたね。今日の日の為にヴィンテージのワインを用意してたんだ。ちゃんと悠斗の好きな赤だよ。」

英知の指が僕の顎を掴み上を向かせる。そして唇を重ね合わせワインが注ぎ込まれる。コクンと飲み込んだ後も英知の舌が口の中のワインの残りを味わうように動き回る。

「あ、…ふぅっ…あ…」

「おいしいだろ。次は何にしようか。何か当ててごらん?」

また又口の中に指で何かを入れられる。指の動きが淫猥で食べているだけなのに身体の奥がゾクリと震える。

「んっ、キッシュ…ロレー…ヌ…。」

英知の指が歯列の裏側や上あごをなぞるように動くと身体を支えてられなくて英知の胸に身体を預けてしまった。

「当たり。悠斗好きだったろ。どうした?食事してるだけなのに身体が熱くなってる。じゃ次は冷たいスープにしようか。」

重ねられた唇から流れ込んでくるスープを飲み込み切れなくて口の端からこぼれる。なのに一度唇が離れたと思ったらまた注ぎ込まれてまた端からこぼれたスープがさらに喉元に流れ堕ちていく。

「あーあ。悠斗こぼしたらダメじゃないか。仕方ないなあ。」

わざとそうしたくせに英知はそう言うと口の端から喉元へと舌を這わせて舐めとる。

「あ、あっ…えい…ち…。」

その舌の動きに身悶える。もう中心がもたげ始めていた。目隠しされているから英知の顔も見えないし、舌がどこに動くかわからない。それは神経を敏感にさせて身体中がアンテナを張り巡らせている感じで少しの刺激にも反応してしまう。

「うん。このスープもおいしいね。あれこんなところに赤い実がある。」

わざと言われるとそこを今から触ると言われてるみたいで期待してしまう。平らな胸の突起を英知に視姦されているのがわかる。目隠しされているからかすごく視線を感じてしまうのだ。

僕の身体は英知の言葉だけでどう愛撫されるか思い出し震えるほど求め始めていた。なのに英知は触れてくれない。英知の手や唇をそこに持って行きたいのに両手を拘束されているから出来ない。

「悠斗の欲しいものはあげないよ。お行儀が悪いね。食事中だよ。次はステーキだ。大丈夫熱くないから。」

一口にカットされた柔らかい肉からは肉汁がシワッと出て唇がヌラヌラと油で濡れてる感触がして、舌で舐めとると舌を甘噛みされた。

「お行儀が悪いなあ。ナフキンで拭いなよ。ああ、手が使えないもんねナフキン持てないか。じゃ俺が拭いてやるよ。」

もちろんナフキンで拭いてくれるわけじゃない。英知の舌が僕の唇をテロテロと舐めていく。自然と口が開いてしまいその中に英知の舌が滑り込んで来て蹂躪するように動かされるともうはぁはぁと息が上がってしまう。辛い…。身体が疼いて英知を求めている。英知はそれをわかっていて望んでいる事はしてくれない。

「さて悠斗ばかり食べてるから腹減った。俺も食べようかな。」

「ひゃっ…っ。な、に?」

英知が食べている間は解放されると思っていた。でも英知はバスローブの胸をはだけさせて俺の肩の上に冷たいサーモンやキッシュを乗せたりして皿代わりにしだした。

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