貴方の腕の中で

貴方の腕の中で3

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「もう大丈夫ですよ。血圧も落ち着きましたし、酸素濃度も回復しています。少しやせ過ぎのようですから、栄養のつくものを食べるように言って下さい。目が醒めたら帰って頂いて結構ですよ。」とDrに言われる。


「先生、オレ知り合いでも何でもないんですけど・・・。たまたま、倒れたところに居合わせただけで・・・。」


「えっ。そうなんですか?」


Drはそばにいた看護士から「その様に先生に報告しましたっ!!」とお叱りを受ける。


「えっと、じゃ、後はこちらで話ておきます。」と言うと、Drと看護士はそうそうに病室を後にする。


病室に残されたオレはあいつの様子を確認して仕事に戻ろうとベッドに近寄る。


さっきとは違い、頬がほんのりと色を取り戻し、薄ピンクに染まっている。


「ほんとに大丈夫なのか?」とその頬に触れると、うっすらと目を開けオレの手に自分の手を添え頬ずりしてきた。そして安心したように笑顔を見せ「裕之兄ちゃん・・・。」とつぶやくとそのまま深い眠りへと落ちて行く。





ビ・・・ビックリしたっ。


頬に触れた事で起こしてしまったのかと思ったのと、手を添えられて頬ずりされたこと、その時の子供のような無垢な笑顔にビックリしてしまった。



薄ピンクの頬に子供のような笑顔。


こいつ男だよなぁ・・・。


女みてぇ・・・。いや、違うな。


男だとか、女だとか通り越してるぜ。天使みてぇ?


て、オレ何考えてる???


一人百面相をしていると、ニッカポッカのケツのポケットに入れていた携帯が震える。


そっと添えられたままの手を離し、急いで中庭に出て電話を掛けなおす。


「友哉、バカヤロウ。今どこにいるんだっ。昼休みはとっくに終わってるぞ。オマエがいなきゃ現場が進まねぇことはわかりきってるだろうがっ!!とっとと戻ってこいっ。明日は休みねぇと思えっ!!!」


話をする間も無く言うなり切れてしまった。ほんっとに気の短けぇ監督だ。苦笑してしまう。


やっぱり休み無しかよぉ・・・。


独立した当時から、この監督は俺の仕事ぶりを気にいっててくれて仕事を回してくれている。厳しいがオレは好きだ。


しゃーねぇ、頑張るか。




友哉は蓮の病室の窓を見上げると「もう、倒れんなよ。オレみたいなのがいつもいるわけじゃないんだからな。ちゃんとメシ食えよな。」と心の中でつぶやくと、なぜだか後ろ髪を引かれる気持ちでいる自分に頭をかしげつつ病院を後にした。










いきなり拍手を頂きました。自分でもビックリ。読んでくださった方ありがとうございます。初めてのことでいろいろとわからないなりに書いてるのですが、温かい目で見ていただけたら・・・と思います。頑張ります♡→ܫ←♡




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