土曜の雨のジンクス

土曜の雨のジンクス29(R18)

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※R描写続きます。未成年、苦手な方はご遠慮下さいませ。









ベッドの中で一糸纏わぬ姿で鷹之を待つオレの心臓はバクバクと早鐘のように鳴っていた。今夜だけ…。そうもう鷹之に抱かれるのは今夜だけ。そう自分に言い聞かせる。

その時椅子に掛けていたスマホがメールの着信を告げる。鈴城さんからのメールだった。

そう言えばcriminal mindですみれさんの妊娠を聞いて酷い態度を取ったまま連絡をしていなかった。自分の事で一杯で鈴城さんの事まで気が回っていなかった事に今更ながらに気が付く。

でも鈴城さんはそんなオレに追い打ちをかける事もなく、あの時の事には触れず、いい店を見つけたから今度行こうと誘いのメールをくれたのだ。

「本当に鈴城さんはいい人なんだよね…。」

メールの返信をどう打てばいいのかスマホをもて遊んでしまう。鷹之に気持ちがあるのに鈴城さんを利用する事に抵抗を感じていた。

「余裕だな。男を手玉に取って楽しいか?本当は鈴城さんとの方が良かったんじゃないのか?鈴城さんともSEXしてるんだろう?」

「鈴城さんを侮辱するような事は言わないで下さい。あの人とはそんな関係じゃありません。確かに二人で食事したりしてますけど鈴城さんはオレにそんな事を強要したりはしません。」

「オレとは違うってわけ?オレは欲望のはけ口に丁度いい相手という事か。なら遠慮はいらないな。」

腰に巻いていたタオルを取り、ベッドに上がって来ると持っていたスマホを取り上げ椅子に放り投げる。

「ちょっと勝手に何するんですか。」

「今必要ないだろ。必要なのはお互いの身体だけだ。」

乱暴に上にのしかかられ両手を頭の上で拘束されタオルで縛られた。

「なんで縛るんですか。別に逃げたり暴れたりしませんよ。外して下さい。」

「やだね。オレはオレのしたい様に抱かせてもらう。あんたにしてもらいたいんじゃない。オレがあんたを貪り食うんだ。」

ゾクリと背中に何かが走る。鷹之に貪り食われる。それを喜んでいるオレが確かにいた。

「出来るものならどうぞ。お手並み拝見と参りましょうか。」

「そんな口を聞けない様にしてやるよ。」

いきなり鎖骨を強く噛まれる。

「うっ…。」

痛みに顔をしかめるとニヤッと笑った鷹之が噛んだ上を舌で舐める。痛いはずなのに舌の柔らかさが甘い唾液がそこに熱を灯し身体に快感の熾火を植え付ける。

鎖骨を何度も噛まれ舐められ、身体に歯型の痕が付く。すぐに消えてしまう痕だとわかっていても鷹之がつけた痕だという事が嬉しい。身体も心も喜んでいた。その証拠にペニスから透明な露が溢れている。

「こんな事されて喜ぶ身体か。少しくらい乱暴な方がいいんだろう?」

鷹之にならどんな事をされてもいい。本当は昔のように優しく抱いて欲しい。でもそんな事言えるはずもなかった。

何も答えないオレにチッと舌打ちをするとギュッとペニスを握る。

「ううっ…。」

膨らんでいたペニスを強い力で握られ悲鳴を上げる。

「後を向いて尻をあげろよ。」

胸を愛撫する事もペニスを愛撫する事も省略されていきなり後ろを向かされ腰を高く上げさせられる。

いくらどんな抱かれ方をされても鷹之にならいいと思っていても玩具のようにされると悲しくなる。このまま解される事もなく挿れられる事を覚悟して枕に顔をうずめた。鳴き声だけは聞かせたくない。泣いていると気づかれたくなかった。傷ついているのだと知られたくなかった。

「あっ…。」

なのにやって来たのは衝撃ではなく思いがけず柔らかく濡れた感触だった。。

襞を一つ一つ伸ばす様に丁寧に舌が這う。双丘を両手で撫でられぞわぞわと背中を快感が這い回って吐息が漏れる。

「…ッ……んっ…。」

舌先で突かれ唾液を送り込まれ入口が解れてくると迷いもせずに鷹之は熱い舌を侵入させて来る。もう声を押える事が出来なかった。中は早くもっと弄って欲しいと蠢いている。

「やっ…あ、あっ……。」

ペニスからはしどしどに蜜が垂れシーツを汚していた。

「こんなに濡らして厭らしいな。舌だけじゃ足りないんじゃないのか?」

いやいやと首を横に振る事しか出来ない。鷹之に抱かれていると言うだけで頭の中が焼き切れてしまいそうだ。乱暴にされるのも嫌だけど、優しくされるのも切ない。ただ早く鷹之と繋がりたかった。

「も、…いいから…挿れろ。」

「ダメだ。もっと痴態を見たい。」

背中を舌で舐められビクンとしなる。鷹之の熱い舌があちこちで蠢き強く吸い上げると優しく舐める事を繰り返す。

「あ、ああっ…んっ…やっ…も、や…。」

舌が背中を這いずる間も手でぬめりを取り指が中に入って来る。前も握り込まれぬちぬちと卑猥な音が聞こえてますます身体が熱くなる。1本だった指が増やされるのはすぐだった。抱かれる事に慣れている身体が快感を得ようと解れていくのは簡単だった。

「あっ…。」

鷹之の猛った屹立が当たり、鷹之も興奮しているのだとオレで起ってくれてるのだと思うと欲しくてたまらなくなり無理やり身体をねじると挿れてくれと目で訴えた。

「そんな厭らしい目をして煽るな。そんなに欲しいなら挿れてやるよ。」

欲しかった屹立が後孔に当てられ背筋を一気に震わせる。

ズプリと先端が入って来るとそのきつさに一瞬息が止まる。ああ鷹之がオレの中に入って来る。

受け入れる喜びを感じながらオレは力を抜くために息を吐く。それを逃さずに鷹之は最奥まで一気に入って来た。

「あああっ…。」

「…ッ…。」




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