土曜の雨のジンクス

土曜の雨のジンクス32(R18)

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※R描写続いています。閲覧ご注意下さい。
















鷹之のものがオレの中でピクリと動く。鷹之の身体が薄っすらと汗を帯びていて鷹之の匂いを振りまく。男のフェロモンの匂い。

大好きな鷹之の匂い。

オレは目一杯その匂いを吸い込んだ。

ああ鷹之がオレの傍に居る。オレを抱いてくれている。オレの中で感じてくれている。その幸福感で一杯だった。

そっと鷹之の背中に手を回す。

「動いて…。中にちょうだい。」

耳元で囁く。鷹之の何もかもを自分の中に欲しかった。鷹之の精液を一滴残らず中に注いで欲しかった。

「…っく。」

鷹之がオレの中で嵩を増した。

「もう止めらんねーぞ。」

「止めないで。全部オレの中に注ぎ込んで…。」

「マジあんた最悪。」

そう言いながらオレの望み通りに動き出してくれる。

緩く前後に浅く動き出しただけでオレの中は喜び打ち震えるように鷹之を奥へと誘う。

鷹之からも蜜が溢れているのかぬちゅぬちゅと音が聞こえて滑りが良くなる。その音にオレも煽られて声が押えられない。

「あ、…いいっ…んっ…あんっ…。」

自分の物とは思えない喘ぎ声にも煽られて鷹之の背中に廻した腕に力が入る。

膝の後ろに手を回され、胸に引っ付くほどに膝を折られて最奥まで穿たれ切ないほどの快感が襲う。

「…っ…アッ…っぁア…。」

さっき達ったばかりだというのにはちきれそうに硬くなっている。透明な蜜が糸を引きぬらぬらと光っているのが見えてますます射精感が募った。

達きたくてそっとペニスを掴もうとしてその手を鷹之に掴まれた。

「触るのは無しだ。後ろだけで達くんだ。」

「やっ…達きた…んぁっあ…。」

入口近くまで引き抜かれて奥まで突かれる。何だか身体が落ちて行きそうで怖くなる。こんな快感今まで感じたことはない。

「も、や…こわ…い…。」

自分がどうにかなってしまいそうで子供の様に泣いてしまう。こんなのオレじゃない。そう思うのに鷹之に甘えたくて仕方ない。

「怖くなんかないだろう。そんなに泣くな。お前の泣き顔にオレも達っちまいそうだ。」

掴んだオレの手にキスを落とすと律動を再開させる。

もう終わりが近いのはオレだけじゃなかった。

感じているのだろう額に汗を浮かべ、律動を繰り返す鷹之の顔が雄の顔をしていてキュッと中が締まる。

「こらっ。締め付けるな。出るとこだったろ。」

「んあっ…そんな…のしら…な…やあっ。」

これでもかというくらい奥を穿たれて喉を見せるほどに背中を撓らせた。

「あ、ああっ…も…イ…クっ…。」

「オレも…。」

お互いの汗が飛び散り鷹之がオレのペニスを握り扱いた。

「やああっ…。」

その衝動で昇りつめたオレは鷹之の手にドクドクと白濁を放つ。

それに遅れて鷹之もオレの中に熱い飛沫を放った。その熱い飛沫にさえオレの中は感じて蠢く。最後の一滴まで搾り取るように鷹之を離そうとはしなかった。








それからも何度となく抱き合った。最後は達きすぎて意識を飛ばし、鷹之腕の中に崩れるように果てたような気がする。

目を覚ますと外が白く朝を迎える前だった。

オレは鷹之の腕の中で抱きしめられていた。

汚れているはずの身体はさっぱりとしていてバスローブを着せられていた。鷹之が拭いて着せてくれたのだとわかる。鷹之は裸にボクサーパンツを履いただけだけだ。鷹之は安らかな寝息を立てて眠っている。

鷹之の寝顔を見ながらしばし幸福感に浸っていた。




オレ鷹之に抱かれたんだ。

最初こそ乱暴に抱かれたけど、それからは優しく抱いてくれた。

身体を動かそうとして鈍痛が起こる。

「いたっ…。」

声が掠れていた。何度も抱かれたのだから痛みがくるのは当たり前だ。少し身体が熱を帯びている。

「もう少し眠ってろ。」

ますますぎゅっとオレを抱いて鷹之が言う。起きたわけじゃなさそうだ。寝ぼけているのかもしれない。

すみれさんと間違えてる?

さっきまでの幸福感はなくなり現実が見えてくる。

鷹之にはすみれさんがいる。お腹には鷹之の子供も…。鷹之が愛してるのはオレじゃない。

「っ…。」

脱力感にさいなまれた時に中から鷹之の放ったものが太ももを濡らした。

いくら鷹之のものを中に注がれてもオレは鷹之の子供を宿す事は出来ない。




鷹之が起きない様に抱きしめている腕から静かに抜け出しシャワーを浴びる。

鷹之が放ったものを掻き出しながらオレは声が漏れないように泣いた。

抱かれている時は幸せだと思った。だけど今は切なく悲しい。

ひとしきり泣いて身体を綺麗にしてから部屋に戻ると鷹之が起きて煙草を吸っていた。

「…っ…。」

鷹之が起きているとは思っていなくて戸惑ってその場に立ち尽くす。静かにこの部屋から出て行くつもりだった。鷹之の顔を見るのが怖かった。口から紡ぎ出される言葉が良い事でない事くらいわかる。

「シャワー浴びてきたのか。」

オレの返事など聞くつもりもないのだろう窓の外を眺めながら鷹之は言う。

「どうせこのまま部屋を出て行くつもりだったんだろう?残念だったな。」

オレの顔は見ないままで鷹之は言葉を続ける。

「これからも欲しくなったら誰とでも寝るつもりか?」

そう言うように仕向けたのは自分だけど、鷹之にそう言われるのは悲しい。違うと、鷹之に抱かれたかったんだと言ってしまいそうで唇を噛んで下を向く。

「そんな事はやめておけ。病気をもらうかもしれないし、乱暴されるかもしれない。それならオレにしておけよ。」

ハッと鷹之を見る。鷹之もオレの顔を見ていた。真剣なまなざしで。

どうして?何で?オレの中で声にならない声が響く。

「オレとあんたの身体の相性は最高だと思わないか?オレは昨日あんたを抱いて久し振りに興奮したよ。あんたもそうだろ。あんだけ乱れたんだ。違うとは言わせない。」

愕然とした。オレは鷹之だからあんなになったんだ。最後だと思ったから羞恥心も捨てて抱かれた。

鷹之がオレの身体に満足してくれたのは嬉しい。だけどこんな関係続けていいはずない。

「セフレになろうって言ってんだ。別に恋人になろうっていうんじゃない。お互いに性欲を処理するのに知らない奴よりいいとは思わないか?」

そうか…。すみれさんは妊娠してるから思うようにSEX出来ない。子供がいてもSEXは出来るだろうけど無理はさせられない。だからオレで性欲処理をしようと思ったんだ…。

ただのセフレ。そう鷹之は言った。恋人じゃない。

哀しい関係だと思う。だけどその反面これからも鷹之の体温を感じて抱かれる事が出来る。

自分でもバカだと思うけど、それでも鷹之に抱かれたいと思う自分がいる。

期間限定のセフレ。それでもいい。鷹之の中に居られるのなら。

「わかりました。オレも相手を探さなくていい。どちらかが飽きるまでの関係でいましょう。」

「決まりだ。会うのは週末。お互いにプライベートは分けた方がいいだろう。会うのはこのホテルで。仕事で会えない時はフロントに連絡する。それでいいか?」

「わかりました。」

オレの返事を聞いて鷹之はフロントに電話し、来週の予約をする。

お互いに連絡先を交換することもない。身体だけの関係だからプライベートは必要ないという事なんだろう。

「まあこれから飽きるまでだがよろしく。一つ言っておく。その他人行儀なしゃべりかたはやめてくれ。堅苦しくて仕方ない。興ざめだからな。昨日抱かれてる時みたいなってのは無理だろうが。」

クッと笑われて甘えたように縋った事を思い出し顔が赤くなる。

「そうそう。そうやって感情も出せ。いつものあんたは能面みたいで感情がわかりにくい。あと眼鏡はかけるな。度なんて入ってないじゃないか。」

サイドボードの上に置いてあったオレの眼鏡を手に取りながら言われてまたもや唇を噛む。

「わかったよ。菅沼さんの言う通りにする。」

「菅沼さん…それも止めてもらおう。オレの事は鷹之って呼べ。」

鷹之…そう呼びたい。頭の中では何度もそう呼んでいる。だけど呼んじゃダメだ。きっと昔のように流される。あの頃呼んでいたみたいに勘違いしてしまう。

「それは嫌だ。さっきからオレにばかり注文つけているがオレも注文させてもらう。下の名前では呼ばない。オレの名前も言わない。お互い苗字で呼び合う事。それが嫌ならあんたでもお前でも構わない。それが条件だ。」

「色気ねーな。ま恋人でもないんだから構わないか。わかったよ。その条件をのむ。じゃオレもシャワーでも浴びてくるか。」

ベッドからひらりと降りるとオレの頬を指でなぞり浴室に消えていく。その指の感触にゾクリと身体が反応した。

ここにこのままいたら求めてしまいそうでオレは服を着替えるとテーブルの上に万札を1枚おいて部屋を後にした。









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