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土曜の雨のジンクス

土曜の雨のジンクス58

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しばしの静寂が訪れる。

どちらが先に話を切りだすのか駆け引きのような間だった。先に口を開いたのは征一郎さんだ。

「鷹之くんは明日叶と高校の時に付き合っていたというのは本当なのか?」

「ええ。付き合ってました。明日叶はオレが明日叶に気が付いていないと思っていますから、あえて何も言ってません。」

「ふうん。男と付き合ったのは明日叶が初めて?」

「ええ。それまでは男と付き合うなんて考えた事もなかった。嫌悪感を感じてたとかではないですよ。オレがそうなると思ってなかったって事です。」

「それまでは普通に女と付き合ってSEXしてたんだろ。よく男相手に出来たな。バイでもゲイでもなかったんだろう?」

「そういわれたらどうなんだろう。たしかにノーマルではあったけど明日叶だけは何でだか違った。」

「思春期特有の興味本位じゃないのか?」

「初めはお互いにそうだったのかもしれないけど、オレは明日叶のと付き合ってると思ってた。だから3年間の間、女を抱いたりとか付き合ったりとかしなかったですよ。明日叶の事好きでしたから。」

「本当にそうなのか?確信を持って言いきれる?やましい事は一つもないと?」

「ありません。」

「……。明日叶が何故別れを言い出して消えたのかは?」

「わかりません。本当に突然でしたから。それ以来、誰に聞いても音沙汰知れずで…。実家にも一度も戻ってないようですし。」

「そうだろうな。明日叶の父親、海外赴任したんだよ。実家は明日叶名義になっているらしいが、もう父親は帰って来るつもりはないそうだ。明日叶と父親の溝は埋まらなかったみたいだな。明日叶は清々したって笑ってたが、一人になった事を寂しく思ってるだろう。素直に口に出せないのさ。」

知らなかった。オレの実家はあの町から引っ越してこの街に移り住んでいて全く知らなかった。いや、知ろうと思えば友人に聞けたのにオレは聞かなかったんだ。明日叶が寂しい思いをしていた時にオレは傍に居なかった。

「ちょっとしばらくは一人にしておけない状態で、ここに一緒に住んでたこともある。だから明日叶の部屋があるんだ。この街に来た時もかなり荒んでたみたいだからな、そうならないようにオレと遥斗は明日叶の傍に居たんだ。」

「明日叶が荒んでた。遥斗さんもそんな事を言ってました。どうして?」

「どうしてって原因はお前だろう?別れて一人でこっちに出て来て、友達もいなくて寂しかったんだろう。人肌を求めてたようだった。オレと遥斗はヤバイ奴と付き合っていた明日叶を助けたのが縁で知り合った。詳しい事はこれ以上は言えない。知りたければ明日叶に聞きな。で、鷹之くんはオレに何が聞きたいわけ?」

テーブルの上のつまみを口に入れながら、ロックで酒を煽りながら聞かれる。

明日叶が荒んでいた。それはオレのせい?

「明日叶が荒んでいたのはオレのせいだと征一郎さんは言うけど、フラれたのはオレなんですよ。すぐに会いに行ったのにあえず、次の日には町から消えていて、携帯も解約されて父親も連絡先を知らないと言う。大学に進学するのは知ってたけど、どこの大学なのか卒業式の時に教えると言ったまま消えたからわからない。当時の担任にも聞いたり友人にも聞いたりしたけど誰も知らないと教えてくれなかったんだ。」

「それで君はこの5年間何もしなかったんだろ。明日叶は君を忘れようとしてた。君に会う前は少しは忘れられていたのかもしれないね。まあ人を愛する事は完全にしなくなってしまっていたけどね。もうあんな思いはしたくないって立ち直った時に言ってたよ。」

「明日叶が苦しんだって言うんですか?苦しかったのはオレもだ。好きだった奴が急に消えたんですよ。苦しくないはずないじゃないか。」

「それは二人にしかわからない事だ。お互いの気持ちはお互いにしかわからない。でも今、君は幸せなんだろう?喫茶店の手伝いも嫌いでしているのではない。むしろすみれさんだったか、その人と仲良くやっていると聞いたよ。それにすみれさんは身ごもっているんだろう?」

「それは…。家族がちゃんと出来ましたから父親と二人だったころと比べると幸せです。曲がりなりにも家庭がある。」

「明日叶にはないものだ。明日叶はね、それをオレや遥斗に求めているんだよ。父親であり、兄であり、恋人の役割も必要ならするだろうね。3人とも家族縁が薄いんだよ。だからこそ家族だと思いたいのかもしれないな。キミとは違う。君は明日叶の家族になってやれるのか?その覚悟はあるのか?君は本当に明日叶が好きなのか?過去の終わりが一方的だったからそれを認めたくないだけじゃないのか?明日叶にどうさせたいんだ?」

「明日叶は、明日叶は征一郎さんの事が好きなんです‼ずっと好きだったと言ってました。こんな事を俺が言うのはおかしいのはわかってます。でも明日叶の為にオレが変わりに言います。明日叶は言うつもりはない。諦めているって言ってたから代わりに言おうと思った。征一郎さんが最低な奴なら、殴り飛ばして明日叶に近づかせないつもりだった。だけど…。だけど征一郎さんも遥斗さんもオレ以上に明日叶の事をわかっていて、必要なときに傍に居て守ってくれていた。明日叶が言うつもりはない。諦めていると言った意味が二人に会ってわかった。オレは…。」

「明日叶がオレの事をずっと好きだと言ったのか?」

「ええ。ずっと好きな人がいると。でもその人には相手がいるから言うつもりはない。幸せを壊すつもりはない。1番目じゃなくても2番目でも覚えてくれていてくれたらいいんだって…。」

「それ本当にオレだと言ったのか?」

「名前は出さなかったけどわかりますよ。オレ、明日叶のマンションの前で2回会ってますよね。その時の明日叶はすっかりあなたに甘えていた。警戒心もなく、心から信頼しているのがわかった。好きだからだ。部屋に上げるのは貴方と遥斗さんぐらいだと明日叶は話していました。それだけあなた方は明日叶に信頼されている。」

「君も明日叶のマンションに入ったんだろう?」

「オレは必要にかられてとか、招かれたわけじゃない。たまたまあがらなくちゃならなかっただけだ。」

「はぁー。遥斗早く帰って来ないかなあ。なんかめんどくさくなってきた。鷹之くんさあ、本当に鈍感なんだな。まあ、明日叶も悪いけどね。断然、君が悪いと思うよ。明日叶が好きなのはオレじゃないのは確かだという事だけヒントあげるよ。俺達は家族だからね。」

「意味が分からないです。征一郎さんを好きじゃないなら明日叶は誰が好きなんですか?あ、遥斗さん?」

「そこ?」



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