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土曜の雨のジンクス

土曜の雨のジンクス65

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ドアを開けて鷹之が入って来る。

ぼおっとした視界なのは熱のせいか目が潤んでいるようだ。ちょっと身体が辛い。

何となく、言葉も発する事が出来ずに鷹之をただ見ていた。

「やっぱり熱あんまり下がってなさそうだな。体温計挟んで。」

鷹之が体温計を渡そうとしてくれるけど、手がでない。話す事も、鷹之の身体に触れる事もとても怖い。

「仕方ないな。嫌がるなよ。ただ熱を測るだけだ。」

鷹之は「ちょっと布団めくるぞ」と声をかけてから布団をめくり、パジャマのボタンを2つ外して脇の汗をタオルで拭うと体温計を挟んで、ボタンを留め直すと布団を掛けなおした。

あまりに自然に性的な意味もなく労わられたからか、布団をめくられてボタンを外された時はビクッとしたけど鷹之にされるままにした。

「のど乾いてるだろう。スポーツドリンク少し薄めた奴だ。冷たいのが飲みたいだろうけど、常温で我慢しろ。」

そう言ってストローをさしたコップを近づけてストローと銜えさせてくれた。

そう言えばずっと何も飲んでないし食べてない。

ストローから飲んだスポーツドリンクは冷たくなかったけど、美味しい、甘いと感じた。飲むだけで身体に浸みこんで行くのがわかる。

喉も乾いていたのだろう。あっという間に全部飲み干してしまった。飲みやすいようにと鷹之がコップを傾けてくれたからすごく飲みやすかったのもある。

「もう少し飲むか?」

コクンと首を縦に振ると「少し待ってろ」と鷹之が部屋を出て行った。

鷹之が出て行くと寂しいようなホッとするような不思議な気分にさせられて戸惑う。

不可解な気分になるのは熱のせいだと目を閉じる。

少ししてピピッと体温計が音を鳴らしたのはわかったけど、どうにも腕を動かすのも億劫になっていてそのまま目をとして寝ていると、鷹之が新しくスポーツドリンクを持って部屋に入って来た。

「体温計取るぞ。」

また少し布団をめくり、今度はパジャマのボタンを一つだけ外して体温計を取り、ボタンをはめると元通りに布団を掛けてくれた。

「熱高いな。38度ある。でも汗をかいて来てるみたいだからその内熱も引くだろう。薬も飲んでおいた方がいいな。本当は何か食べてからの方がいいんだが、何か食べるか?」

確かに何も食べたないから食べた方がいいのはわかるが食べる気もおきず首を横に振る。

「そうか。固型のものはしんどいかもしれないな。プリンは?」

まるで子供のようだと思ってクスリと笑いが漏れた。

「オレの作ったプリンがあるんだ。それなら食えるか?あと果物とか。」

鷹之の作ったプリンなら食べて見たい。子供みたいだけど鷹之の作ったプリンという事だけで食べたいと言う気になる。それを感じ取ったのかまた「少し待ってろ」と言って部屋を出て行った。

深く考えればこの家に居る事が辛くなる。

すみれさんはどう思っただろう。オレの事なんて気にはしていないとは思うが、それでも何だか気になってしまう。

だから考えるのはやめた。

少し身体が落ち付いたらタクシーを呼んでもらって家に帰ろう。それまで甘えさせてもらおう。そう自分に言い聞た時に鷹之が戻って来る。

お盆の上にはプリンと色々な果物がカットされたもの。

ベッドの傍に座ると「起きれるか」と身体を起こしてくれて背中にクッションを当てて布団を肩までかける。こんなに布団を掛けたら手が出ないと思っていると口の前に一口すくわれたプリンがスプーンの上に乗って差し出された。

「食べさせてやるから食え。ほらあーんて口開けろ。」

そんな恥かしい事出来るかと頬が赤くなる。本当に子供扱いだ。オレは大人の男だぞ。そう思ってキッと睨み返す。

「怒るな。恥ずかしいのはわかるけど今更だろ。それにオレが食べさせたいんだ。明日叶を甘やかしたい。甘えて欲しい。」

鷹之に名前を呼ばれるとダメだ。それにそんな甘い事言われてオレが敵うわけない。

オレだって鷹之に甘えたい。

「明日叶…。」

そっと口を小さく開けるとトロッとした濃厚なプリンの味が口の中に広がる。すごくトロトロで口の中ですぐに溶けてしまった。

コクンと嚥下するのを見て鷹之がもう一すくいして口の中に入れてくれる。

笑いたくなるくらいに美味しくてあっという間に食べてしまった。

「気に入ってもらえたみたいで良かった。果物も少し食べておこうな。ビタミンは必要だからな。」

そう言ってイチゴや、オレンジ、リンゴを口の中に運んでくれる。

すごく大切にされているみたいでこそばかった。

全部を胃の中に収めると医者でもらった風邪薬が残ってたからとスポーツドリンクと共に口の中に入れられる。すごく苦くてストローから一気に飲み干したくらいだ。

「すごく苦いけどすぐに効くから。汗かいてるな。身体を拭いて着換えよう。」

え?身体を拭く?確かに汗をかいて来て気持ち悪いけど…。

そう思っているうちに鷹之は洗面器に熱い湯を張ってタオルと着換えを持って帰って来た。

「寒いか?」

熱があるから身体は熱い。だから首を横に振る。

「寒かったら言えよ。」

そう言って布団をはぐとパジャマのボタンを全部外す。前がはだけて自分の肌が露出して慌てて前を合わせる。

「じ、自分で出来る。」

掠れた声は思っていたよりも力がなかった。

「タオル絞れないだろう。拭くのに時間がかかればそれだけ身体が冷える。汗を拭くだけだ。オレにやらせろ。明日叶を甘やかしたいって言ったろう?」

そりゃ言われたけど、これって「あーん」てするより恥かしくないか?それなら気持ち悪いままでいい。

「気持ち悪いままでなんてダメだ。頼むから明日叶オレの言う通りにしてくれ。」

そんな事言われたら抵抗出来ないじゃないか。

恨みがましく鷹之を見ると鷹之が嬉しそうに笑う。

何がそんなに嬉しいのかはわからないけど、鷹之の笑顔を見れるのは嬉しい。今まで怒った顔とか、無表情とか、欲情している顔とかしか見てなかったから余計にそう思う。

「うん。明日叶はオレの言う通りにしてくれればいいから。汗拭いたら気持ちよくなるぞ。」

抵抗を止めたオレは目をつぶって覚悟を決めた。


゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚

読んで下さってありがとうございます。
何だか本当にたくさんの方に読んでもらえて不思議な気分と本当の感謝を感じてます。ポチも拍手も面倒でしょうに押して下さって…本当にありがとうございます。

G.Wもライヴに、素敵な人とデート出来たり充実していたんですが、今週もABCのアリーナツアーの城ホールに行って来ます。アリーナ26列目☆すごいいい席だあ。感謝☆グッズ欲しいの書きだしたら2万超え(爆)でも行く頃には売切れてるだろうからと…。
週末はデート出来るかなあ。東京土産と話で終電逃さないようにしなくちゃ(笑)

なので今週。予約投稿しています。大丈夫だと確認していますがもし出来ていない時は気が付いたらすぐにUPしますので…。そうならないための予約投稿なのに何度も失敗してるから(´A`*)・゚。

なんだかいい感じになってまいりましたこの二人。中編といいながらもう長編ですね。すいません(o*。_。)oペコッもう少しお付き合いいただければ嬉しいです☆
ヽ(→ܫ←ヽ)ハツ✰(ノ◕ܫ◕)ノヨロ✰ヽ(๑≿ܫ≾๑)ゞデシ☆

†Rin†



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