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土曜の雨のジンクス

土曜の雨のジンクス75

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鷹之に抱きしめられて、鷹之を抱きしめ返して、本当に鷹之ともう一度やり直せるのか今になっても信じられない。

鷹之、オレの事を好きだって言ってくれた。もう離さないって言ってくれた…。夢じゃないよな。

現実の鷹之に抱きしめられているのに、現実じゃなくて、次に気が付いた時には一人マンションで寝ているような気がして、鷹之から離れる事が出来なかった。

オレの顔を上げさせようとする鷹之に嫌だとクビを横に振る。このまま抱きしめられていたい。鷹之を抱きしめていた手にぎゅっと力を込めると頭の上からクスッと鷹之が笑った声が聞こえた。

「明日叶、そんなに引っ付いたら押し倒したくなるだろう。まだ明日叶は本調子じゃないんだから大人しく寝てろ。」

「…いい。鷹之ならいい。」

「バカ。オレがダメだ。ここで明日叶を抱きたくない。なんだか親父たちに見られてるような気がするんだよ。もっとゆっくり明日叶と抱き合いたい。だから店が終わるまで、明日叶はちゃんと休んでろ。店終わったらオレのマンションに行くからな。」

「鷹之のマンション?オレのじゃなくて?」

「明日叶のマンションは今度な。今日はオレのマンションに明日叶を呼びたいんだ。」

「わかった。でもオレのマンションに寄ってくれる?明日は仕事行かないと…。スーツとかカバンとか持って来ておきたい。もし眠っちゃったら困るし…。」

「そうだな。まあ無理させるつもりはないけど。」

「何考えてるんだよ。泊まるだけ。泊まるだけだからな。」

「はいはい。じゃオレ下降りるから、明日叶は寝てろよ。」

鷹之はオレの身体を離すと唇に掠めるようなキスをして降りて行った。

掠めるだけのキスなのに、両想いだと思うとそれだけで顔が赤くなるなんてオレは中学生か。

泊まるだけなんて言ったけど、そんなつもりはない。鷹之に求められればいつだって一つになりたい気持ちはずっと変わらない。

「もう少し寝て、体力を回復させておこう。」

呟くとオレはいそいそと布団な中に潜り込んだ。

絶対に鷹之と一つになる事が目的じゃないぞ。明日、会社に行くためには体力を回復させておかないと、風邪がぶり返すからだからな。

などと心の中で言い訳がましく思いながらも大人しく目を瞑った。

それから鷹之が上に上がって来るまで、大人しく横になっていたからか、すっかり体調は戻ったようで気分もスッキリしていた。

大好きな鷹之に嘘をつかなくても良い事や、鷹之がオレの事を好きだと言ってくれた事で心が元気になり、それが体にも伝染したみたいだ。

オレって単純だな。

夕方になって店を閉めた鷹之が上がって来た。

「明日叶、帰るぞ。」

「それはいいけど、オレ、パジャマなんだけど…。」

「ああ。忘れてた。明日叶の服乾いてないしなあ。」

そう言いながら出してくれたのは、鷹之と再会した時に貸してくれた服だった。

「これ…。」

「そう。あの雨の日に貸した服。明日叶こん時からオレから離れようとしてただろ。送り主の名前が下の名前ないし、連絡先は会社だし…。」

「うん。あの時は鷹之にオレだって気が付かれたくなかったから。ごめん。」

「いやいい。再会したのもこうなったのももう5年前からきっと決まってたんだ。だから明日叶はオレと離れようとしても離れられなかった。」

「そうなのかな。それならいいな。」

「オレ、表に車廻してくるから明日叶着換えて降りて来い。」

「このパジャマは?」

「親父のだから置いとけばいい。あ、ちゃんと新しいのだからな。」

鷹之のお父さんのだから鷹之のサイズでも、オレのサイズでもなかったんだ。パジャマの主がわかってホッとしたのは鷹之には内緒だ。

「でも着たままのを置いて行くのは…。」

「じゃ、それ持って行け。まあ今夜は着る時間はないと思うけどな。」

「鷹之っ。」

真っ赤になったオレを見て嬉しそうに笑って「早く着換えろよ」と言葉を残して鷹之は部屋を出て行った。

冗談だってわかってるけど、いちいち反応してしまう。本当にガキみたいだ。

オレはふうと息を吐きだし、着換えを始める。

綺麗にパジャマも畳んで、貸してくれた服が入っていた袋に入れると、財布と携帯をポケットに入れ、布団を整えてから下に降りた。

「遅い…。」

「ごめん。布団とか整えてた。」

「そう言うとこ。変わんないよな。明日叶は高校生の頃から几帳面なとこあったもんな。」

「そうかな?自分ではわからないど。」

「オレにわかるからいいんだって。明日叶はあの頃と変わんないぞ。だからもう俯くな。顔を上げてろ。前髪も短くして綺麗な目をいつでも見せてくれ。眼鏡は…。オレ以外の前ではしといてくれ。明日叶の美人さに他の奴がきっと寄って来るから、眼鏡だけでもしておいた方がいいな。うん。明日叶仕事場では絶対に眼鏡を外すなよ。」

「鷹之が言うほどオレ、モテないから。」

「いや、絶対に声をかけてくる奴がいるはずだ。現に鈴城さんだってそうだったじゃないか。やっぱり前髪も伸ばしておくか…うーーん。そうするとオレも明日叶の顔が見れないしなあ。」

「もうバカな事言ってないで鷹之のマンションに連れて行ってくれるんだろ。」

「ああ。明日叶先に車に乗って。オレ店の鍵閉めてくるから。」

鷹之の車の助手席に乗る。なんかこの間送ってくれた車とは違って高級車っぽい。だってシートは皮張りだし、内装も高級感が溢れてる。オレあんまり車とかわからないけど、並みの車じゃない事は確かだと思う。

この間送ってくれた時は国産車だった。

運転席に鷹之が乗り込んでくる。オレみたいなのが運転してたら似合わないだろうけど、鷹之にはしっくりと似合っていた。

「何?」

「これ鷹之の車?なんか高そうな車だと思って。この間送ってくれたのとは違うから…。」

「最初に送った時のはこの店の車。親父とすみれのだ。これはオレの車。オレ車好きなんだよ。会社が軌道に乗った時に思い切って買ったんだ。この車に負けない自分であろうと思ってさ。この車を維持していけるだけ稼いで行こうって。似合わないか?」

「すごく鷹之に似合うと思う。本当に社長なんだなあって思ってた。」

「惚れ直した?」

「社長じゃなくても鷹之だからきっと何度でも惚れ直すと思う。」

「そんな事言われたらこの車の中で明日叶を押し倒してしまいそうだから早く帰ろう。」

「バカ。」

少し見つめ合って「マジヤバイ」って鷹之が呟いて車は発進した。少しスピードが出てたのは気のせいじゃなかったと思う。


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