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土曜の雨のジンクス

土曜の雨のジンクス87

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鷹之のマンションに着いてからオレは一も二もなくベッドに直行させられた。

身体が怠かったから寝かしてくれるのはありがたかったが、せっかく二人でいるのに一人ベッドにいるのが少し寂しいと思っていた。

それでも疲労している身体は気持ちよい布団の中にくるまれて眠りを運んでくる。

静かな部屋の中でカーテンで光を遮られている事もあっていつの間にかウトウトと眠ってしまっていた。

「明日叶。オレ夕食の買い物に行くけど何食べたい…っと寝てるのか?無理もないか昨日無理させたもんな。ゆっくり寝てろ。おいしいもん作ってやるからな。」

鷹之がつむじにキスをして出かけた事なんて知らずにオレはぐっすりと気持ちよく寝ていた。

鷹之の家の布団てなんか安らげるというか安心するというか…。鷹之の匂いがするからかな。夢の中でもオレは鷹之の布団の中で眠っていて、その顔がとても幸せそうで夢を見てるオレまで幸せになる。これからは眠れない夜なんてないのかもしれない…。まあ喧嘩をしたら眠れないかもしれないけど…。

「明日叶。明日叶って。そろそろ起きないか?あんまり寝てると夜眠れなくなるぞ。」

「んーーっ。何だよっ。せっかくいい夢見てたのに…。」

「そんな事言うんだ。昼食にと思ってカレードリア作ったけど明日叶は夢の続きを見たそうだからオレ一人で食べる事にするわ。」

「ちょ、ちょっと待て。起きないなんて言ってないだろ。カレードリア食べるっ‼」

「そんなムキにならなくても…。何か高校の時の明日叶が戻って来たな。もう下向かなくてもいいな。昔みたいに前を向いとけ。」

「そんな急に無理だって。」

「無理なもんか。そう思い込んでるの明日叶だろ。まあ下向いてたら明日叶の綺麗な顔を見られないからオレとしては安心だけど。」

「鷹之…。オレの事、綺麗だとか可愛いとか言うな。そんな事言うの鷹之ぐらいだ。」

「オレだけ?ウソつけ。鈴城さんにも言われただろ?それに征一郎さんだって遥斗さんだって言ってるだろ?」

「あの人達は身内みたいなもんだろ。身内から言われても贔屓目に言ってくれてるんだって。」

「はぁ…。オレほんっとに心配だわ。明日叶、いいか。オレがいるんだからな。それを肝に銘じておけよ。言い寄られても逃げろ。」

「言い寄るって…。そんな奴いなって。安心しろよ。オレには鷹之だけだから。他の奴となんて考えられないから。」

「それはわかってるけど…。ま、明日叶も男だしな。とにかく襲われそうになったら金蹴りして逃げろよ。」

「金蹴りって…。お前は子供か。そんな事よりカレードリア食わせろ。」

「ちっとも危機感がない…。自分の容姿を気にしないところも明日叶の良いとこなんだけどな。あっ。こらっ。勝手にオーブンを開けるな。椅子に座ってろ。」

それからはだらだらと鷹之のベッドの上で過ごした。一人じゃ退屈だと言うと鷹之が寝室に来てパソコンで仕事をしだしたので、どんな仕事なのか教えてもらいながらまったりとした時間を過ごし、夕食を食べて別々に風呂に入った。

でも寝る時はこのベッドで一緒だからするんだよな…。

「明日叶?もう寝るぞ。ん?どした?」

「え?ああ。するのかなと思って…。」

「アホか。昨日の今日だぞ。明日は会社なのにするか。お前オレの事、性欲の塊みたいに思ってるんじゃないのか?失礼な奴だ。高校生ならまだしも、もう社会人なんだからちゃんとわきまえてる。」

「そか…。ごめん。一緒に寝るってするんだとばかり思ってたからちょっと安心した。鷹之とするのは好きだけど、毎日とかはしんどいかなって思ってたんだ。」

「そう言う事はちゃんと言え。無理なら無理って。まあ週末にそれ言われても無理でも聞けない事もあるかもしれないけど、出来るだけ明日叶の意志に沿うように努力する。」

「なんか不安は残るけど…。それならいいって事にしとく。」

「なあ明日叶。前からおもってたんだけど、こっちに来てる事多いしさいっその事ここで一緒に住まないか?部屋ならあるし。一緒に住んでたら仕事で時間が合わなくても少しでも傍にいられる。」

「それは…。」

すぐに返事は出来なかった。一緒に住もうって言ってくれた事は嬉しいけど、鷹之の家に住んでしまったら何もかも鷹之に甘えてしまいそうでそんな自分が嫌になると思う。

「返事すぐじゃなくていいから考えておいて。」

「あ、ああ。」

その日はそのまま身体を抱き合って眠った。

次の日、会社に行くとみんなに「何か良い事あったのか?」と聞かれた。

「伊藤ってそんな顔してたんだな。」

「は?」

「いや、いつも俯き加減だっただろ。前髪で隠してたっぽいし。気になってたんだ。」

「酒井さんそんな事一言も言いませんでしたよね。気になってたんですか?」

「ああ。他の連中も気にしてたぜ。でも今日からは違う意味で気にしだすかもな。」

「どういう意味です?」

「伊藤がこんなに綺麗な顔してるとは知らなかったって事だ。男も女もお前の事見てるの気が付かないか?オレなんか仲良くしてるもんだから色々聞かれちゃったぜ。挙げ句の果てに仲良くしてずるいとか言われた。ずるいってなんだよするいって。」

「はあ…。」

「近くでみるとほんとベッピンだよな。伊藤、警告してやる。そのダサい眼鏡は絶対に外すなよ。もちろんトイレでもだ。眼鏡を拭くときはトイレの個室でふけ。」

「大げさですよ。それにオレ男です。男がいいよるとか有り得ませんって。」

「お前危機意識足りないって言われないか?」

そう言えば鷹之にも言われた。

「その顔は言われた事があるんだろう。恋人にか?」

「え?ま、まあ。」

「伊藤、恋人がいる事をちゃんと公言しといた方がいい。むやみに希望を与えたら可哀想だろう。よしオレが拡声器になって広めておいてやる。だからコーヒーチケット寄こせ。」

「はあ?」

「鈴城さんに聞いた。何か上手いコーヒーの店があるんだろ。そこのコーヒーチケットで手を打ってやる。」

「別に言ってもらわなくてもいいです。オレちゃんと自分で言いますから。」

「バカだな。いちいち言ってたら仕事する暇なくなるぞ。」

そんな仕事する時間がなくなるほどに告られるって何人だよと思うけど、言いふらしてもらった方がめんどくさくなくていい。でも恋人が誰かとか詮索されるかもしれないしなあ。

「誰と付き合ってるとK詮索されるの嫌なんですよね。言いふらしたら聞きたがる人も出てくるでしょう。」

「それも任せておけ。伊藤に手を出したくなくなるような人物像を言っておくから。だからコーヒーチケット。」

どうしてもあの店のコーヒーが飲みたいらしい。鈴城さんなんて言ったんだろう。

何だかめんどくさくなって任せますと酒井さんに丸投げした。そんな事よりオレは同居の問題で悩んでるんだ。

その日一日でオレに恋人がいる事、その恋人はすごくオレを愛していて嫉妬深く近づいてくる人間を蹴散らす事。社会的に権力があるので一介のサラリーマンを抹殺する事ぐらい簡単な事など尾ひれが付いて回り、たまたま来ていた鈴城さんがそうだと言ったがためにみんなが本気にしちゃって違う意味でオレは噂の種になった。

頭を抱えたくなったけど、鷹之ならやりそうだし、その噂のおかげで変な視線もなくなったので良しとした。

それより問題は同居の話だ。



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