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さよならが言えなくて。

さよならが言えなくて。15

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壁にもたれて逃げて行った男の方を見ていた人が僕の方を向いて、僕は驚きで何も言えずに立ちすくむ。

「ほんとどうしようもないよな。自分が悪いのを棚にあげてさ。な、ポチもそう思うだろう?」

そう言って僕を見ていたのは隆也だった。殴られたのか口の端が切れて血が滲んでいた。

「殴られたの?血が出てるよ」

「あ?いきなり殴られたからよけようがなかった。卑怯な奴だ。まあ、その倍はお返ししたけどな。と言うよりもっと楽しむつもりだったのによくも邪魔してくれたよな」

「だって、相手の人木材で殴ろうとしてたんだよ。当たったら凄い怪我じゃすまなかったかもしれないじゃないか」

「ふん。あんな奴どうにでも出来たんだ。ちょっと面白かったのに」

「そんな事言うなよ。僕は本当に怖かったんだぞ。相手を怒らせるような事言ってたのはわざと?」

「当たり前だ。顔が赤黒くなってすごく怒っったな。あんなに感情むき出しにしてたら冷静に喧嘩出来ないだろうに」

「隆也、趣味悪いよ。そんな風に人の感情を玩具にするような事はしないほうがいい」

「たく、面白い事を取り上げられて、その上説教する気か?何かシラケた」

そのまま僕の横を通り過ぎて行こうとする隆也の腕を掴んだ。このまま別れたら、また隆也がろくでもない事をしそうな気がして思わず引き留めてしまう。

「何?」

「手当しないと腫れるよ。家近くだから来て。もう家族はそれぞれの部屋に入って出てこないから。手当させて欲しい。じゃないと僕心配だから」

「めんどくせー。これぐらい舐めてりゃ治る」

「ダメ。手当しないと。手当てするまで腕離さないよ」

きっと隆也に振りはらわれたら、簡単に振りほどけてしまうのはわかってたけどそう思うのとは裏腹に言っていた。

「仕方ないな」

ふぅーと息を吐いて僕に向き直った隆也に驚く。絶対に拒否されると思ってたからだ。

「どっちだよ。ポチの家」

「え?来てくれるの?」

「何だよ。来いって言ったのはポチだろう?行かないのなら帰るぞ」

「ダメだよ。こっち。僕の家はこっちだから」

途中でやっぱり帰ると言われるんじゃないか、居なくなるんじゃないかと思って、僕の半歩後を歩く隆也を何度も振り返りながら家に帰る。

家までの会話はなかったけど、静かな夜道を隆也と歩く不思議を感じながらも、嬉しいと思う自分がいて、何でこんなに嬉しいと思うのか戸惑う。

さっき智也と歩いた楽しい会話のある道のりが、何も話さない隆也との道のりの方が嬉しいとかドキドキするとか同じ友達なのに違うのが不思議だ。

やっぱり隆也は僕の中で特別なんだ。何を言っても自分を崩さずにいる強くてカッコいい隆也に憧れている。だから友達の中でも特別なんだと思う。

まあ性格に難ありなところはあるけど、それさえ僕にはないものだから憧れるのかもしれない。



家に帰ると有紀はもう寝たらしく、敦兄も明日は早朝から会議があるって言ってたからもう寝たのか静かだった。

「みんな寝てるみたいだから静かに上がってくれる?」

隆也は返事もせずに靴を脱いで僕に続く。

2階の僕の部屋に隆也を案内し、救急箱を取って来るから待っていて欲しいと言いおいて急いで救急箱を持つと部屋に戻った。

「ポチの部屋普通で面白くない。ていうかポチの家、生活臭?何か匂いする」

人の家の匂いって自分の家とは違う匂いがするって前に有紀が言ってたことを思い出す。

「隆也の家だって匂いするだろう?」

「さあな。俺、あんまり家に帰らないからな。女の家は大抵、化粧とか香水とかの匂いだし」

もしかして苦手な匂いなのかな?隆也の眉間に皺が寄りっぱなしな気がする。

「手当しちゃうよ。口の横だけ?腕とか擦りむいてない?」

「ないよ。俺はそんなにどんくさくない。って痛い。もっと優しく出来ないのか」

「ご、ごめん。隆也動いたら余計に出来ないからじっとしてて」

痛いとぶつくさ言いながらも一応は大人しく傷を見せてくれて手当をさせてくれた。

「明日、腫れてくるかもしれないからちゃんと冷やしてね」

手当を終えて、救急箱をしまいついでにアイスコーヒーを入れて持って上がった。隆也は手当した口の横を冷却材で冷やしている。

「あんな事よくあるの?」

「あんな事?ああ、逆恨みみたいな事か?ないってわけじゃないな」

「隆也は女の人とあの襲って来た人が悪いって言ってたけど、僕は隆也も悪いと思う」

「何だよ。説教なんかして欲しくないね。お前に関係ないだろう?」

「関係あるよ。隆也は友達だから、あんな喧嘩はして欲しくないし、だいいち、隆也が誰でもいいって関係持つから恨まれるんでしょう?ちゃんと気持ちを通わせた相手としなよ。自分も後悔するよ」

「何を言ってるんだか?俺はポチよりも経験があるの。ポチはSEXした事あるのか?ないだろう。そんな奴にどうこう言われたくないね」

「だけど、そんな関係良くないって。だから隆也は彼女と長続きしないんでしょう?」

「男は吐き出さないとダメなんだよ。お前みたいな妖精ちゃんばかりじゃないわけ?自分の手で?ふん。女の身体の方が気持ちいいんだよ。それに抱いてくれるだけでいいって女があっちから来るんだから。それとも何だ?ポチが代わりに吐き出させてくれるっていうのか?俺どっちでもいけるぜ。まあ、女の方が好きだけどな」

「……っ」

女の子の代わりになれって事?それってどういう事?SEX しろって事?


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