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さよならが言えなくて。

さよならが言えなくて。22

 ←お詫び →さよならが言えなくて。23

「どうしたの?自分の足を凝視して?」

いつ風呂から上がったのか、智也の声にはじかれたように顔を上げた。

頭をタオルで拭きながら智也が首を傾げて僕を見ていて、間抜けな自分の格好に顔がザンっと赤くなる。

「え?…あの、その…」

何て説明すればいい?分かってもらえる?自分の足をずっと見てたなんて絶対おかしい奴って思われたよね。

「ぶはっ。はははっ。樹ちゃんの顔百面相してるみたい。はははっ」

「……」

「うっ。笑いが…ひぃっ…とまんない。ぶっ…くっくっ…」

「そんなに笑う事ないじゃないか」

腹を抱えて涙をあふれんばかりにして笑うので、何だか腹が立ってきた。大人しいとはいえ、僕にだって感情はあるんだ。あんまり上手く表情に出せなくて、誤解を受ける事もあるけど、笑う事も泣く事も喜ぶ事ももちろん起こる事だってある。そんな表情を知るのは家族だけだったけど…。今は智也に怒っている。

「もういいよ。いくらでも好きに笑ってればいい。笑いすぎてお腹がよじれちゃえばいいんだ」

そのまま智也から顔をそむける。家に帰ろうかと思った。不愉快な気分のまま一緒にいたって楽しい事はない。

「うわっ。もしかして樹ちゃん怒ってる?ごめん。悪乗りし過ぎた。ごめんなさい」

そう簡単に許すものかと思ってたけど、深々と頭を下げられたら何だかこっちが悪いような気にさせられる。

「はぁー。怒ってないよ。ちょっとムカついたけど、実際自分の足をずっと凝視してたし…。」

「なんで凝視してたの?」

「智也の言った意味を考えて、こんな僕の足を見て喜ぶ人がいるのかなあって思ってた」

「ぶはっ。やっぱ樹ちゃんって面白いよ。そんな真剣に考えなくてもいいのに。そういう話はスラッと受け流さないと…。まあ、そこで真剣にとらえちゃうのが樹ちゃんなんだろうけどね」

「褒められてるのかけなされてるのかわからないよ」

「褒めてるの。でも樹ちゃんでも怒るんだね。ビックリしたよ」

「あのね。智也は僕の事を何だと思ってるの?僕だって普通の人間だよ。悲しかったら泣くし、嬉しかったら喜ぶし、楽しかったら笑うし、腹が立ったら怒るよ」

「だって、隆也が無理言っても怒った事ないじゃん」

そう言われて思い返す。

携帯の連絡先を交換してから、隆也は僕にいろんなことを言って来た。代返しろだとか、新刊の本を買っておけとか、クリーニング取りに行けだの、ノートをコピーさせろだのとにかくいろんなことを言って来て、僕はそれを文句も言わずに言われた通りにしてきた。

別に隆也が怖いからとかそんな理由じゃない。隆也に頼まれる事がただ素直に嬉しかった。他にも隆也のまわりには友達がいるのに僕に言ってくれる事が嬉しかったんだ。嫌だとか思わなかった。

「うーーーん。そうだね。隆也に言われるのが嬉しかったから怒るとかはないな。」

「うっわーーー。隆也にいろいろと言われて嬉しかったって…。もしかして樹ちゃんってマゾ?」

マゾって?マゾヒスト?被虐嗜好の持ち主って事?断じてそんなのではない。

「智也はどうしても僕を怒らせたいわけ?」

「違うって。…グッシュン‼」

智也が盛大なクシャミをする。今まで言い合いをしてて気が付かなかったけど、智也って風呂上りで髪の毛は濡れたままで、しかも上は裸だ。

「うわっ。ごめん。頭に血が昇ってて気が付かなかった。智也身体が冷えちゃってるよ。早く上着て布団の中に入って‼僕コーヒー淹れてくる」

慌ててコーヒーを淹れて戻ってくると智也はパジャマに着替えて本を読んでいた。

「布団の中に入ってなきゃダメだよ」

「大丈夫。それより下履いてないんだから樹ちゃんの方が冷えちゃうよ。ほら布団に入りな」

マグカップを僕の手から受け取り、サイドテーブルに置くと、中に入れと言わんばかりに布団をめくって僕を手招きする。

「え?いや、僕はあっちのソファーで寝るから何か布団を貸してくれればいいよ」

「家、お客さん用の布団とかないから」

平然と言う智也に開いた口が塞がらない。予備の布団もないのに僕に泊まれって言ったって事?最初から一つの布団で寝るつもりで?

「はやくおいでよ。何も取って食おうなんて思ってないから安心して。ああ、でも樹ちゃんに手を出したら鈍いあいつももしかしたら気が付くかもしれないな」

何かぶつぶつ言ってるけど意味がわからずに智也は大丈夫だろうかと心配になってくる。その智也がまたグシュンと大きなクシャミをする。

「俺風邪ひいたのかな?なんか寒くてさ。樹ちゃんが一緒なら温かいんだけどな」

そう言いながら鼻をグスグスさせるので仕方なく布団の中に入った。

「うーーーん。やっぱ樹ちゃんって体温高いよね。めちゃあったかい。背も小さいし、身体もコンパクトでちょうど腕の中に納まるサイズでいいわ。まあ欲を言えば、もう少しお肉つけてもいいと思うよ」

カーッと顔が赤くなり、智也から離れようと身体を押すのにびくともしなくて、ますます腹が立つ。胸を叩いても背中を叩いても身体が密着し過ぎて威力なんてこれっぽっちもなくて、同じ男として情けなくなって来た。

わかってたことだけど何もかも男として負けている。

「樹ちゃん怒るなよ。俺にとって樹ちゃんは癒しなんだから…。他の奴みたいに俺を外見で判断したりしないで俺を見てくれる存在って少ないんだよ。その中でも樹ちゃんは超癒しなの。だから怒らないで」

智也の癒し?智也は疲れてるのかな?外見も良くて、頭も良くて、何でも器用にこなして、何の苦労もない様に見えてるけど、そう見せるために智也は頑張ってるのかな?それなら疲れて当然だよね。

そう思うと僕で癒しになれるのならいくらでも抱きしめさせてあげたいと思った。

ぎゅっと智也の背中に廻した手に力を込める。

「ふふっ。ありがとね樹ちゃん。なんだか元気をもらえた。でもこんな事したって言ったらあいつどんな顔するかな。すごく楽しみだ」

また何かぶつぶつ言ってるけど、ぎゅっと胸に抱きしめられてるから小さな呟きは聞こえなくて…。

しばらくそうしてたけど、身体の温まった智也はコーヒーを淹れなおしてくれて布団の中でいろんな話をしているうちに僕はいつの間にか眠ってしまった。

゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚

読んで下さいましてありがとうございます☆
昨日は更新出来なくてごめんなさいでした。

今日はヘルニアの方も収まっていて、何とかキーボードが打てるので無事に更新出来ました。もちろん今日もちゃんとリハビリに行って、診察も受けてシップも貼って準備万端で挑みました。しかし、もう首が痛くて回りません(> <。)
痺れはないんですけどね…。

『氷の魔物の物語』は今日発送という事で届いてませんでした(´_`。)グスン明日届くかな。

『困った時は星に聞け』はなんか『SUPER LOVERS』を思いおこさせてくれました。読み終わってすぐに2度読みしました。やっぱキュンキュンでした。エロはないけどね(笑)終わりがあっけなかった。その後の二人をもっと見たかったです。

面白いというか切ないBL小説とかあれば教えて下さいませ☆え?コメ閉じてるやんって…。そうやった(@Д@; アセアセ・・・ メールフォームあるのでそこから…。悪戯メールなしでね☆

本編はなかなか隆也が出て来ませんが…。智也がキーマンになるかもなので智也出ずっぱりです(笑)もうすぐ隆也も出て来ますので、ゆっくりと見守って頂けたら嬉しいです☆

最後まで読んで下さいましてありがとうございました☆

†Rin†

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