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さよならが言えなくて。

さよならが言えなくて。32

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一緒に夕食を食べて片付けをする。

隆也の家でのハウスキーパーのバイトは平日だけで、土日は基本休み。土日は出かける事が多いので休みらしい。ただし呼ぶ事があるかもしれないとも言われた。無理な時は断ってくれて構わないとも…。

「俺が居ない時もあるから勝手に入ってくれていい」と合鍵までもらってしまった。意味のある合鍵ではないけど、なんだか嬉しい。隆也に認めてもらったような錯覚を覚えて、そんなんじゃないんだと自分に言い聞かせる。隆也はハウスキーパーとして僕を雇ってくれただけなんだから。

隆也に家の中の掃除の仕方や、物の置き場、使い方を教えてもらう。洗濯機や掃除機などの使い方はわからないと説明書を渡された時は本当に隆也は何もしないんだと驚いた。

ついでだからと洗濯機の使い方を説明書を見ながら洗濯をする。乾燥機もあったけど、隆也の事だから洗濯物を出す事もしないだろうと、ベランダに干す。明日、忘れないように取り込まないと…。

「明日はびっちり講義があるんだ。買い物してから来るから少し遅くなると思う。行く前にメールするね」

「その辺は適当にポチのしたい様にしてくれ。俺が居なくても合鍵で入ってやっててくれていい」

「わかった。明日食べたいものとかある?」

「茶碗蒸し」

「茶碗蒸し?」

「作れないのか?」

「作れるけど…。何か隆也のイメージになかったから」

「勝手にイメージするな。ポチが食べたいものって言うから言ったんだ」

「ごめん。他にはある?」

「ない」

「わかった。じゃ明日は茶碗蒸しにあったメニューにするね。炊き込みご飯とかは平気?混ぜご飯嫌いな人とかいるから」

「ああ。平気だ」

「じゃ明日のご飯楽しみにしてて。僕帰るね。また明日」

「ああ。明日」

また明日…。約束された言葉が胸に残る。

これからは平日は毎日隆也の傍に居れる。ハウスキーパーという名目だけど隆也の日常に関われる事がすごく幸せで嬉しい。

帰り道は思わず顔がゆるんでしまいそうになるのを抑えるのが大変だった。



「反対‼何で樹があいつの所でハウスキーパーなんてしなくちゃいけないのよ。家の夕食はどうすんの?」

「もう決めちゃったことだから。バイトする話はしてたでしょ。有紀もいいって言ってくれてたじゃない」

「あれはあいつのところに行くとは思わなかったからよ。外でバイトする分には樹にも良い事だって思ったし…。あいつのと子以外なら賛成するわ」

「他のところなら良くて隆也のとこはダメなんて納得いなかないよ。とにかくもう決めた事だから。僕は隆也の家でバイトする」

「ダメだって言ってるでしょ」

「樹も有紀も喧嘩しない。いいじゃないか。樹が外でバイトする事、少し心配してたから友達の家なら安心だ」

「敦兄はあいつの事を知らないからそう言うのよ。あいつの事だから樹の事を良いように使うに決まってるわ。樹も何もいえないだろうし」

「有紀、いい加減にしなよ。隆也はそんな酷い奴じゃないよ。バイトの事も僕にあうものはなかなかないだろうからってハウスキーパーしないかって言ってくれたんだ。僕の事をわかってくれてるんだよ。それに隆也は僕の作ったものをおいしいって何度もおかわりして食べてくれるんだ。毎日外食ばかりみたいだし、一人暮らしだから心配なんだ。家事何も出来ないみたいだし」

「有紀。いいじゃないか。樹がこんなに言うなんて滅多にない事だぞ。樹のしたいようにやらせてやろう。土日は休みだしその時に樹に夕食を作ってもらえばいいじゃないか。いつも樹にばかり作らせてるんだ。平日は俺たちで交代で作ればいい」

「僕、出来るだけ作って冷蔵庫に入れておくから。敦兄は仕事のあとでなんて大変じゃない」

「遅くなっちゃうけど俺も作る。お前らばかりに負担かけるのもな。お兄ちゃんだからさ」

「もう。私が作るわよ。敦兄も樹も私がいる事を忘れないで。樹の料理には敵わないけど、私も女なんだしおいしい料理が作れるように今から頑張らないとね。樹、いろいろ言ったけどもう言わないわ。でも納得したんじゃないから。これからの樹を見て、止めた方がいいと思ったら言うわよ」

「ありがとう敦兄、有紀。僕頑張るよ」

何とか許しをもらってホッとする。もしかしたら有紀が許してくれないかもしれないって思ってたからもっと反対されるかと思ってたけど敦兄のおかげで許してもらえた。あとは有紀に安心してもらえるように頑張らないといけない。

僕が隆也の所で頑張れば、有紀の隆也に対する敵愾心も和らぐかもしれない。頑張らなくっちゃ。



次の日、智也に隆也の家でハウスキーパーのバイトをする事になった話をすると驚かれた。

「隆也が樹ちゃんを家に入れるなんて、よっぽど樹ちゃんを気に入ってるんだな。これまで親しい人を家に入れる事なんて滅多になかったんだよ」

「でも智也も隆也の家に行ってるんでしょう?」

「飲みに行って帰るのがめんどくさくなって無理やり泊まったとか、俺が押しかけてとかだから、隆也から来いって言われた事ないんじゃないかなあ」

「そうなの?」

「そうなの。隆也、自分のテリトリーになかなか他人を寄せつけないからね」

「そうなんだ。じゃあなんで僕は許してもらえたんだろ?」

「うーーん。料理じゃない?樹ちゃんの作るものってなんか温かくて美味しくて心まで元気になる感じがするもんな。味付けも隆也の好みなんじゃない?あいつ外食ばかりだし、その外食も高いものばかりだろ。間違っても居酒屋とかいかないもんな」

「そうなんだ。外食が多いとは言ってたけど。でも僕の作る料理なんて居酒屋にあるようなものばかりだよ」

「日頃洋食が多いから和食が食べたくなるんだろうな。案外子供舌でその内カレーライスだとか、ハンバーグとかいいだすんじゃない?」

「誰が子供舌だって?俺が居ない時にオレの話してんじゃないぞ智也」

「隆也、久しぶりだね。前の彼女とはうまくいくかと思ったのに別れたんだ」

「ああ。上手くかくしてたつもりかもしれないが、結局は俺じゃなくて俺についてる付加価値が欲しかっただけだった」

「それはそれは。モテる男は大変だね」

「何だ?喧嘩でも売ってるのか?茶化した言い方は好きじゃない。お前だってモテるだろうが」

「俺は気持ちの傾かない女の子とは付き合わないよ。顔じゃなくて性格重視だからね」

「良く言う。高校の時のお前は綺麗な女なら来る者拒まずじゃなかったか?」

「まあそういう頃もあったね。俺も男だからさ、そういうのに一生懸命だった事もあったけど、もう大人だからね。それなりの付き合いをしていかないと。いつまでも子供みたいじゃね、本物を見失ってしまうって気が付いたんだ」

そう言った智也が僕を見る。どうして僕を見るのかわからずに首を傾げていると隆也に腕を掴まれて意識が隆也に向く。

「次の講義、この教室じゃないだろ。早く行かないと遅れるぞ」

「え?あ、うん。じゃ隆也、智也又ね。隆也、今日行く時にメールするね」

「ああ。急がなくていいから。荷物が重かったら言えよ」

「うん。ありがとう。でも昨日たくさん買ったから一人で大丈夫だよ。じゃあね」

少し苛立ったような顔をしてた隆也が優しい顔をしてくれたのが嬉しくてヒラヒラと手を振って教室を出た。



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